戎橋筋では日本で初めて、
有料で映画を上映した場所ですねん。~興業映画発祥の地

高島屋大阪店の向かい側、戎橋筋の入口にそびえる8階建てのビルは「東宝南街ビル」といいいますねん。30代以上の方なら「東宝南街会館」はご記憶にありますでしょう。「TOHOシネマズ・なんば」に代わって、もう10年経ちます。

TOHOシネマズ・なんばの1階エレベーターホールの一番奥の壁に、古い銘板が貼られています。誰が、何のために書いたものでしょうか?

東宝南街会館のさらに前には、南地演舞場という、芸妓さんの練習の場でした。そこで1897年(明治30年)、日本で初めて料金をとって映画が上映されました。今から120年前のことです。そんな史実があることを知らずに跡地を買って南街映画劇場を建設した旨を、小林一三さんという方が記しています。阪急電鉄そして東宝の創業者、宝塚歌劇団をつくらはった方です。1953年に座席数1488席の南街劇場が誕生、翌年には「七人の侍」「ゴジラ」が大ヒットします。延べ約8300万人にのぼる観客を動員し50年の歴史に幕を閉じました。ちなみに小林一三さんの曾孫は松岡修造さんです。

さらに、去年の秋にビッグニュースが舞い込みました。映画をはじめて試写したのも、なんばの地であるという情報です。現在のなんばパークス付近(昔の南区蔵前町)にあった鉄工所で明治29年12月に上映されました。

 

なんばは、日本の映画の発祥の地です。