洋服を購入するときに「行きつけのお店を見つけたいな」と思う方や、自分の体形に合うコーディネートを知りたいという方もいるのではないでしょうか。
今回は、大阪なんばの戎橋筋(えびすばしすじ)商店街にある「かわこ」を紹介していきます。
戎橋筋商店街でも歴史あるお店のひとつであり、創業約150年になる老舗で日本製・ヨーロッパ製の洋服を中心にミセス・ハイミセスの方に特化したセレクトショップとして展開しています。
オーナーの菊地さんに、かわこの特徴や魅力、また取り扱いしている商品や今後の取り組みまで詳しく教えていただきました。
行きつけのお店を探されている方はもちろん、お母さんやおばあちゃんのために何かプレゼントしたいと思われている方にとって素敵な物が見つかるお店になっていますので、ぜひ参考にしてください。
かわこの特徴
どういうお店なの?
1870年創業の老舗でミセス・ハイミセスのためのセレクトショップです。
日本製とヨーロッパのインポート製を中心に、上質で女性らしい装いを提案してくれます。
また、「良い物」を厳選した商品選びと、顧客さまがお店に寄せる「信頼感」が、かわこならではの装いを生み出します。
かわこでは、「良い物」を見定める視点を常に大切にしており、その考えは初代オーナーが和装を取り扱っていた頃から変わらないとのこと。
例えば、デザイン・縫製・生地・質感・色味・着心地・サイズなど、店頭に置くひとつの商品を選ぶにも多方面からの視点で品定めしているそうで、店内全てに上質さを感じられる理由にも納得です。
また、洋服以外にもバックや季節物の小物などもそろっており、全身コーディネートを楽しむことができるのも嬉しいポイントです。
かわこの魅力
先ほども紹介したようにお客さまとの信頼関係が厚く、顧客さまが多いのが「かわこ」の特徴です。
その秘訣を菊地オーナーに聞いたところ「セレクトショップのなかでも『かわこに来たら良い物が見つかる』という価値と、お客さまから『また、会いに来たよ』と言ってもらえる接客方法を常に心掛けています」とのこと。
また接客方法については、「欲しい商品を一緒に見つけだすことはもちろんですが、お店に来ていただいた方と『一緒に過ごす時間』を一番大切にしています。人と人との信頼関係を築くことは初代オーナーの時から変わりません」という、力強いお言葉をいただきました。
一般的なセレクトショップでは、お店がデザインしたカタログを顧客さまに配送したり店頭に置いたりするそうですが、かわこでは顧客さまひとりひとりの好みや体形に合わせた「専用カタログ」をつくり配送しているそうです。
例えば、サイズが少し大きめの洋服が好みの方であれば、サイズ展開が大きめの洋服とそれに合う小物をメインにした専用カタログをつくるなど、顧客さまとの信頼関係が厚いからこそできるサービスです。
もちろん、ふらりと立ち寄ったはじめての方でも気軽に相談できる雰囲気づくりをしてくれていますので、安心して店内を楽しむことができます。
さらに、海外に住んでいる方からの支持もあり、日本の「おもてなし」を感じに来る海外のお客さまも増えてきているとのことで、人と人とのつながりを大切にしている証拠ともいえますね。
店内の様子
おしゃれで上品な内装になっていますので、店内を見て回るだけでも気持ちが高まります。
また、夏に最適な日傘や帽子、寒い時期になればマフラーといった季節商品もシーズンごとにそろっています。
冠婚葬祭時に着る、フォーマルな商品も豊富に取り扱っています。
また、洋服以外にもフォーマルなバックや靴、スカーフなどのアクセントになる小物までありますので、急なお呼ばれがあったとしても、かわこに来れば、きっとお気に入りのアイテムが見つかるでしょう。
フォーマル商品以外にも、洋服・バックといったカジュアル商品も充分にあり、ちょっとしたお出かけ用にも◎です。
店内の商品は、着やすさ重視はもちろんのこと、色味やデザインのセンスが上質でおしゃれなものばかりなので、いつものファッションにプラスするだけでおしゃれ度がぐっと増します。
また「私に似合うかな?」という悩みが出た場合は、近くにいるスタッフさんにお声掛けください。
長年ファッションに携わってきたスタッフさんですので、ひとりひとりにあった好みや悩みをしっかり聞き出してくれ、丁寧にアドバイスしてくれます。
さらに、全ての商品は実際に試着することができますので、納得して購入することができます。
店内の試着室は清潔で広々としており、上着をかけたい時や荷物が多い場合でも快適に使用することができますよ。
老舗ブランドの想い
1870年道頓堀の芝居裏に和装小物専門店「河幸(かわこ)商店」を掲げたのがはじまりです。
当時は、芝居・劇場の帰りによる戎橋筋での買い物が女性の楽しみのひとつだったそうです。
時代の変化と共に、和装小物から洋装への展開をしていったなかで、和装の生地で洋装を仕立ててもらっていた時代もあり、その節目に合う「良い物」、さらに「流行の発信源」であることを常に意識していたそうです。
そういった意識から、ミセスをターゲットにした上質でハイセンスなファッションへと業態転換を図り、現在の「かわこ」があります。
かわこの魅力である「良い物」「信頼感」は、初代オーナーから受け継がれた強い想いだといえますね。
これからの新しい取り組み
ミセスはもちろん、若い層の方にも気軽に入っていただけるようなお店にしていく取り組みをしていくそうです。例えば、お母さんやおばあちゃんへのプレゼントを探されている方に興味を持っていただけるお店の空間づくりを考えているとのこと。
また、頻繁に大阪やなんばに出てこられない顧客さまへは、かわこ独自のカタログ販売を、海外の顧客さまのためには、帰国してからでも買い物していただけるように、海外向けのネット販売の取り組みも動きだしているそうです。
いつの時代にも柔軟に対応してきた「かわこ」だからこそできる取り組みで、今後の新しい展開にも期待が高まります。
店舗紹介
店名/かわこ
住所/大阪市中央区難波1-6-13
電話番号/06-6211-1861
営業時間/10:00~20:30
※当面の間11:00~19:30
定休日/月1回
アクセス
1、各なんば駅下車後、なんばウォークB12出口からでます。
2、左手すぐに「戎橋筋商店街アーケード」がありますので、中に入ります。
3、戎橋筋商店街を直進します。
4、1分ほど歩いたら右手に「かわこ」が見えてきます。
まとめ
創業約150年になる老舗アパレルショップ「かわこ」を紹介しました。
昔から変わらない接客方法で経営されているかわこの力強さとともに、取材に応じてくださった菊地オーナーやスタッフさんの人の温かさを感じていただけたら嬉しいです。
ミセスの方はもちろん、行きつけのお店を探されている方、またお母さんの贈り物を探されている方にも、「良い物」が購入でき「素敵な時間」を過ごせること間違いなしですので、なんば周辺に来た時には、ぜひ足を運んでくださいね。
大阪生まれアラサー女子。
美容の仕事に携わりながらライターとして活動しています。
旅や海が好き、そして人、出会いが大好きです。
なんばエリアは、大阪で育った私でも、まだまだ知らない魅力がたくさん!
そんな、ワクワクするような魅力をたくさんの方にお届けしていきます。
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