大阪の学校に通う高校生による書画作品を、巨大バナーに拡大して商店街アーケードに展示するこの取り組みは、2022年から始まり、今年で4年目を迎えました。
2025年はテーマを一新し、大阪・関西万博の開催にちなんで「未来へ、輝かそう!」を題材に実施。「未来にむけてあなたが輝かせたいコト、創造したい未来」を表現した作品が、4校から38点寄せられました。
以下にすべての応募作品をご紹介します。この中から選ばれた8点は、入賞作品としてアーケードバナーに展示されます。掲出期間は、9月29日(月)~10月13日(月・祝)。ぜひ、現地で高校生たちの「未来への想い」に触れてみてください。
入賞作品(応募順に紹介)
奥 ひなたさん(市岡高等学校)

作品趣旨:「ありがとうの花」という歌の歌詞からこの言葉を取りました。普段関わってくださる方々への感謝の重いを考えながら書きました。
講評:シンプルですが、全体的に力強い作品です。文字をは自然にいきいきと書き、わずかに変化させ、花をいれたハートの姿が今回の万博の心筋細胞を髣髴とさせるおもしろい作品です。
平池 修大さん(市岡高等学校)

作品趣旨:これからの地球をみんなで支えていき、明るい未来をつくる。
講評:言葉として非常におもしろく、地球のところだけ淡くスプレーで描き、その上に双葉を添えて、新たな生命の誕生や可能性を象徴しています。文字もきれいに収まっています。
中尾 優衣さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:現代社会において、日本だけに限らず、世界各国で様々な問題が起こっています。今回私が書いた「心も環境も綺麗に」という言葉には、「誰もが笑顔で幸せで、綺麗な心を持つ」、「環境も綺麗にして住みやすい地球に」という意味を込めました。
講評:じっくりと文字が書かれ、その文字の中に小さなハートをあしらうなどの遊び心が加えられ、環境への想いが自然に伝わってきました。他の作品にはない個性が光っています。
中島 結さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:人種、性別、年齢、容姿などの相違で差別されることなく、誰もが自由に学び、平等な教育を受けられるような社会への願いを表しました。
講評:書画ではあまりみられない言葉を選び取り、繊細で爽やかな絵が描かれています。手の爪や腕時計を精緻に描き込み、さまざまな肌の色を表現した、印象深い作品でした。
岸 彩香さん(三国丘高等学校)

作品趣旨:国や文化のちがいを超えて、みんなが笑顔でつながってほしいという思いを「脈々」という言葉で表現しました。多様な人々の笑顔を描き、大阪からあたたかいつながりが広がる未来を願っています。
講評:きっちりと書かれた文字が最初に目に入ります。丁寧に塗り込まれたクリアな絵もいいです。それとなしに万博とつなげた脈々という言葉づかいも面白いです。
戸川 智香子さん(三国丘高等学校)

作品趣旨:人と人とのつながりや新しい出会いをイメージしてかきました。暖色を多く使い、心のあたたかさ、人の優しさ、人種や国籍が違えども尊重し合える未来を表現しました。
講評:非常に密度の高い絵です。陰影を使って丁寧に描かれた馬の絵と、手の間にもう一つの手が入っている、思いもよらない独創的なデザインになっています。
村田 蓮さん(今宮高等学校)

作品趣旨:人生や、世界、人が生きる様々なものを1冊の本としたとき、 人々が今まで作ってきた歴史をストーリーとして、 高校生である私たちや未来を造っていく若者が命をつないで、新たなページを増やせますように、という願いと思いをこめて描きました。
講評:文字が作品全体の中にきれいに入っています。絵の上に文字を重ねる構図は難しい面もある中、作品として成立していて、絵も文字もすごく丁寧にかかれています。
碇山 希桜さん(今宮高等学校)

作品趣旨:夢は逃げない。
講評:一目で視線を引き付けるインパクト、響いてくる力強さがあります。夢は逃げないというユニークな表現ですが、未来へと向かているという意志を込められています。
商店街作品位置図

参加賞(応募順に紹介)
福田 友花さん(市岡高等学校)

松田 和真さん(市岡高等学校)

小手川 裕菜さん(市岡高等学校)

福本 萌々音さん(市岡高等学校)

埜崎 遥香さん(市岡高等学校)

杉本 聖奈さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:世界が一つになることで、平和で輝く未来になってほしいという願いを込めて「未来が輝く平和な世界」という言葉を書きました。また、地球にのばしている手から世界がつながろうとしている様子を表現しました。色合いは寒色系で淡くしたことでこれから明るくなってほしいという意味を込めました。
足立 勇人さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:初めに「すべての人が輝ける未来」というテーマを思いつき、十人十色という言葉もあるように、すべての人をたくさんの色で表現し、すべての人にとっての輝かしい未来を描きました。
福田 結依さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:最近のニュースでは、戦争や地震などの自然災害、いじめによる自殺などたくさんの悲しいものであふれており、何の罪もない人が苦しんでいるものを多く聞きます。そのような人が心から笑えるような誰もが幸せな未来になるようにという思いを込めた作品です。
竹田 有希さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:現代はグローバルな世の中なので国内にとどまらず世界中で国境を越えて色々な言語で挨拶を増やそうという気持ちを込めてこの言葉を選びました。ポイントは明るい色をたくさん使って明るい印象をたくさんつけられるようにしました。
山本 優依さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:この作品にはペットとして家で飼っている動物を家族として愛し、共に生きていってほしいという気持ちを込めました。最近ペット虐待が増えていて、動物を自分のものとして見ている人がいますが、動物も生きているので心があるということを忘れないでほしいです。飼っている動物にはあなたしかいないことを心に入れてこの先も過ごしてほしいと思います。
金田 万桜日さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:世界各地で戦争が起こっている今、平和でいろんな国と協力しあえる社会になってほしいと願いを込めました。
磵 乃愛さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:「未来に種をまこう」という言葉には、子どもたちの教育環境をより良くしたいという願いを込めました。教育はSDGsの目標4にもある重要な課題であり、誰もが質の高い学びを受けられて、将来の選択肢を受けられる社会づくりが、私たちの、世界の、地球の未来を輝かすことになるでしょう。
天野 晴菜さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:すべての人が自然豊かなこの地球でずっと暮らしていくために、自然を大切にしたいという思いを込めました。
田村 泰樹さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:私は友達が大好きなので、そんな面白い友達とずっと笑ってすごしていられるような、そんな楽しい未来をつくっていけるよう皆と協力していきたいと思い、これを書きました。
中蔵 隆良さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:この作品は、「平和な未来を作る」というメッセージを伝えるためにかきました。地球は明るい色でかいて、未来への希望を強調してあらわしました。ほかに、輝く星もかいて、自然と人間の調和や共存を表現しました。「平和な未来を作るためには、この瞬間から動かないといけない」ということを、この絵で伝えられたらいいなと思いました。この作品では特に希望と共感を意識しました。
前田 理彩さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:様々な場所での戦争や紛争や不景気、移民問題などに悩まされるに日々が続いているのでこんな時こそみんなで平和を実現するべきなのではないかという思いを込めて作品を作りました。平和の象徴である鳩をイラストとして入れました。
大瀬 朱音さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:身近な幸せほど忘れられてしまいがちだけど「たくさんあるんだよ」という気持ちを込めました。もし、今幸せじゃなくてもいつか幸せはやってくると思います。
池㞍 乃彩さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:もっとみんなが支え合い協力できる社会になればいいなという思いでかきました。手と手を取り合っていけるような社会を強く目指していくということを字の力強さで表現しました。
岡本 恵菜さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:「多様性」というテーマにしたので、様々な色を使って表現しました。
辻󠄀本 みのりさん(市岡高等学校)

作品趣旨:人口爆発など、様々な要因で”おなかいっぱい”ごはんを食べられる未来が保障されていない世界で、食の未来を考える機会をつくりたかったから。またこの機会をつくることで、食べ残しをなくすなど、個人の取り組みが増えると考えたから。
児島 玲菜さん(夕陽丘高等学校)

作品趣旨:大きい木にたくさんの色の葉をつけて個性を表しました。この木のように個性が咲き誇る世界になってほしいと願っています。
土屋 佳菜子さん(三国丘高等学校)

作品趣旨:私はこの作品にある何の共通点もない花たちがそれぞれ輝いているように、性別や人種、常識やしきたりにとら われずに一人一人の個性が尊重されて明るく光るような未来になることを 願って書きました。
山口 花音さん(今宮高等学校)

作品趣旨:これまで将来自分が何をしたいか、どんな仕事をしているのか、全然想像もつかないしぼんやりしていたけれど、1つ夢が決まって未来の道ができた気がして、 輝がやいているなと思ったからです。
豊浦 奏来さん(今宮高等学校)

作品趣旨:様々な色や形の花を描くことで、1人1人違った夢を 持っているということを表現しました。 字もはらいの部分を大きく伸ばして書くことによって、 花が広がっていく様子を連想させるようにしました。 みんなの種が咲いていく姿を伝えたいです。
犬飼 莉々さん(今宮高等学校)

作品趣旨:私の作品は、「君が光番」と書いてあります。 その意味は、 これからの未来、全員が何かできる、輝くことができるという気持ちを込めています。
山下 遼馬さん(今宮高等学校)

作品趣旨:今回の私の作品を作るにあたって意識したことは、 自分が選んだ力強い字体に合った内容にしようと思ったので 強いインパクトが残るワードを考えました。 字体を似せることは難しかったけど、 別の編に使われているパーツを上手く組み合わせるように工夫しました。1文字1文字に集中しすぎて全体の構造がおろそかになってしまい、バランスが悪くなってしまったので、次から、その配置を完璧にできるようにがんばります。
村木 晴菜さん(市岡高等学校)

作品趣旨:テーマが「未来」 のことなので、未来を想像したとき、全ての人が笑っていてほしいと私は考えたので、落ち込んでいる人がいても、誰かが誰かをはげまし合って未来を作りたいという思いで、「君の笑顔 誰かの希望」と 希望・光・明るい未来 を表現するために太陽をかきました。
市口 侑輝さん(今宮高等学校)

作品趣旨:世界を平和にしたいです。 理由は世界に事件がおきないように平和にしたいからです。
堀内 碧さん(今宮高等学校)

作品趣旨:「笑顔」は世界で共通して人同志の心をつなげられるものだから、他の国の人と交流する機会が増えてきた現代で一番必要なのは笑顔だと思います。 言葉が通じなくても笑顔が通じるだけで 人と人はつながることができると思います。
乾 沙耶香さん(今宮高等学校)

作品趣旨:今を生きている人が未来に温かい気持ちを残していけたらいいなという思いで、「未来に種をまこう」という言葉を入れ、ピンクやオレンジ、 黄色などの色を木に実らせました。そして、種いている人に色を付けるか迷ったのですが、いろんな肌の色、人種があるので、あえて色を付けませんでした。
次の書画アート展は2026年に開催予定!
今回は大阪・関西万博の万博のテーマ「いのち輝く未来社会」をふまえて、書画アートでは「未来にむけてあなたが輝かせたいコト、創造したい未来」をテーマとして作品を募集しました。
応募いただいた38点の作品には、幅広い視点や新しい言葉が積極的にとり入れられています。たとえば「学ぶ権利」など、これまで書画ではみられなかった主張のある言葉に果敢に挑戦しています。今の高校生が多様な価値観をもって、未来を大切にしたいと考えていることが、作品全体から力強く伝わってきました。
そして全体的に非常に絵がカラフルで、細部まで丁寧に描き込まれたものが数多く見受けられました。

若者の自由な発想の書画作品を、たくさんの方に見ていただける、なんばのど真ん中のアーケードに展示するこの試み。次回の開催は2026年度を予定しています。募集要領はあらためてお知らせします。高校生やその世代のみなさん、ご応募お待ちしています!

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