道頓堀・戎橋の夏の風物詩「道頓堀川万灯祭」が、装い新たに冬にも開催されることが決定しました。冬の賑わいづくりの社会実験として初開催されます。しかも、冬は「初春寿」の名の通り提灯の明かりが紅白に!宝恵駕行列と時期を合わせて点灯され、夏とは違った雰囲気の提灯が川面を明るく賑やかに照らします。万灯祭の見どころやどんな人々に支えられ発展してきたのか、その歴史についてお伝えします。
初春寿・道頓堀川万灯祭開催の経緯

十日戎に合わせて戎橋南詰に例年設置されている新春の風物詩の一つ「戎舞台」が2026年は行われないことになりました。また、歴史ある「大阪松竹座」が2026年5月の公演を最後に閉館することが発表されています。
そんな中、大阪ミナミの古き良き伝統や文化を盛り上げ、道頓堀川界隈の賑わいづくりを目指す「いっとこミナミ実行委員会」は、持続可能なミナミ文化の創造と発信を模索する中で、冬の万灯祭を企画しました。
ミナミの冬は初詣や十日戎などで華やぎますが道頓堀川沿いは少し寂しい雰囲気です。そこで、道頓堀川の人気イベントの一つでもある道頓堀川万灯祭を、新春らしいめでたい紅白に灯る提灯へと装いを新たにし、「初春寿・道頓堀川万灯祭」としてこの冬、初開催することに。
この取り組みが冬の大阪ミナミの新たな風物詩となるように、まずは社会実験として小規模に開催し、来冬にはより盛大な開催になることを目指しています。
冬の万灯祭の魅力とみどころ

道頓堀川万灯祭は多くの方の献灯に支えられています。そして、見どころの一つと言えるのが、提灯に書かれたユニークなメッセージ。献灯すると一定のルールで文字を書き入れてもらえます。ミナミの商店街や企業だけでなく、近年では、日本全国、遠くは海外からも「推し活」の一環として献灯頂ける方が増えています。

推しのアイドルやアーティストの名前、また推しに向けたメッセージなどが数多く飾られ、開催期間中には多くのファンの方も訪れます。中には、アイドルやミュージシャン、俳優等のご本人が会場に足を運び、その提灯を見学されている報告も複数あります。エンタメのまちミナミならではの風景です。

そしてこの冬は、初めての取り組みとなる提灯の灯りに注目!今回の取り組みについて、なんば広場をはじめミナミのまちの灯りをデザインしてきた照明デザイナーの長町志穂さんに相談したところ、新春のめでたい雰囲気を届けるべく、紅白交互に灯る提灯の景を提案くださいました。
夏は白の提灯だったものが、赤いランプで照らされることで赤色の提灯に様変わり。どの提灯が赤色になるかも見どころの一つ。この冬にしか見ることが出来ない赤色提灯。ぜひ、みなさんの推しの提灯が赤か白かも楽しみに会場に足を運んでみてください。
いっとこミナミとは?~道頓堀川万灯祭の歴史~

「いっとこミナミ実行委員会」は、大阪ミナミの商店街や街づくり団体が協力し、大阪のミナミらしい風情を保ち創りだそうと、道頓堀川水辺遊歩道(とんぼりリバーウォーク)整備以前の1999年(今から25年以上も前)から、大阪青年会議所と協力して道頓堀川沿いを提灯で飾る取り組みを開始しました。これが道頓堀川万灯祭の始まりです。

2002年には300灯の提灯を飾れるまでに至りましたが、当時はいっとこミナミの関係団体が出資をし、何とか継続することができるような資金難の事業運営でした。その後、水都大阪2009にあわせて総衆ミナミ実行委員会を設置し、大阪ミナミ水都祭りを開催。クルーズや水都あきんどコンシュルジュ、船上ステージ、まち店イートインなど、ミナミの賑わいづくりを目指す様々な社会実験にも取り組みました。
2010年には、大阪市の水辺整備事業の進展にあわせて、道頓堀川万灯祭の事業区間を拡大。地元商店街や企業から800灯を超える献灯を集めることができました。翌年2011年には「とんぼりリバーウォーク」の延伸とともに、戎橋~日本橋間とさらに事業区間を拡大し、1,000灯を飾れる規模に成長しました。さらに、2012年には1200灯、2013年には1300灯へと増加し、ご協力いただける方が増え、着実に献灯数を増やすことができたのです。
2014年以降も、万灯祭に加えて「道頓堀・川床2014」や、ミナミのあきんど50名が浴衣の女性をそれぞれおすすめの名店にいざなう「浴衣でミナミナイトウォーキング」などのイベントも行い、地域の活性化に貢献してきました。

そして2025年、大阪・関西万博の開催を記念して過去最多の2025灯の提灯が川沿いを彩り、2026年には初開催となる新春寿道頓堀川万灯祭(社会実験)を開催するに至ります。
冬の道頓堀が新たな光に包まれ、紅白の提灯が輝く「初春寿道頓堀川万灯祭」は、この冬だけの特別な体験です。推しの提灯を探しながら、賑やかな街並みを歩くひとときは、きっと心温まる思い出になるはず。冬の大阪ミナミで、ぜひあなたも新しい風物詩を感じてみてください。
イベント概要
初春寿道頓堀川万灯祭(しょしゅんことほぎ)
日程/2026年1月9日(金)~2月28日(土)
時間/17:00~26:00(予定)
場所/とんぼりリバーウォーク(戎橋~太左衛門橋南側)
数量/100灯(夏に献灯された既存提灯に限る)
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