大阪を代表する繁華街なんばは、いつも多くの人が集まり活気があります。賑やかなこの地なんばでも、ゆったりとした時間を過ごせるバーがあるのをご存知でしょうか。
今回はバー初心者でも、1度行くとまた立ち寄りたくなる「バー花本」の魅力をご紹介します。
バーでお酒を飲んでみたいけれど、ハードルが高いと思っている方、なんばでゆっくりお酒が飲めるところを探している方は、ぜひ参考になさってください。
バー花本とは
バー花本は戎橋筋(えびすばしすじ)商店街と交差する、法善寺こいさん通りにあります。法善寺横丁に続く通りなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
![バー花本 外観](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/9c8981963fcd44bf06640163465b0ee5-904x1024.jpg)
お店の扉を開けると、外の賑やかさとは一転して静かな空間が広がります。
大阪で屈指の老舗バー「吉田バー」で10年間バーテンダーをしていた花本さんが1人で切り盛りされていて、2022年(令和4年)に25年を迎えました。
![バー花本 カウンター](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/7cd8bba041d7a88229ffa2a3fd1113ca-1024x768.jpg)
気になる予算は?
まず予算はいくらかかるのかが心配かもしれませんが、バー花本ではチャージ料金がかからず、一杯(ショット)770円〜、おつまみも110円〜とリーズナブル。
![バー花本 料金について](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/16d9b6717b976729b6e004ca8a41bdef-768x1024.jpg)
料金は全てメニューに記載されているので、初めて利用する方でも入りやすいお店です。
![バー花本 メニュー1](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/aaba76ea795e311e9282c28fd47d9ab8-1024x717.jpg)
![バー花本 メニュー2](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/62871928d459dde0dae99877e68011df-1024x719.jpg)
バーの楽しみ方とは?
本格的なバーは大人数で賑やかに飲むところではなく、1、2人もしくはグループでも少人数(3〜5名)で静かにお酒を飲むところです。取材した日は、常連の方が1人の時間を楽しまれていました。
花本さんにどういったお酒が飲みたいかを伝えると作ってもらえるので、カクテルやお酒に詳しくなくても心配ありません。ドレスコードも必要ではありませんが、他のお客さんへの配慮やマナーとして極度に肌が露出しているような服装は避けたほうが良いでしょう。
バー花本で味わえるお酒のご紹介
![バー花本 ボトル写真](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/25a11140dce8c7b4ff2e00a643204738-1024x768.jpg)
取り扱っているお酒は100種類以上もあり、特にウイスキーやブランデー、ジンの種類が豊富です。カウンターに座ってさまざまな形やデザインのボトルを眺めていると、いろいろなお酒を飲んでみたいという気持ちにさせてくれます。
数あるメニューの中から、いくつかご紹介しましょう。
ウィスキー
![バー花本 ウイスキー](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/eb6ac7268ddc770b9910e0d6411b0ac0-985x1024.jpg)
四角い氷が美しく印象的なウイスキーロック。
氷を眺めながらゆっくりお酒を飲めるのは、バーだからこそ味わえる至福の時間です。
カクテルメニュー
カクテルの知識がまったく無くても、気になる名前のカクテルから注文してみてはいかがでしょうか。あまり知られてはいませんが、カクテルには花言葉のように「カクテル言葉」というものがあり、知っていると飲んでみたいと思うカクテルも増えますし、話のネタにもなりそうです。
カミカゼ
ウォッカをベースにコアントロー(オレンジ系のリキュール)とライム果汁でできたカクテル。
ウォッカの苦味がしっかり感じられるのに、ライムの酸味で後味がすっきり。
![バー花本 カミカゼ](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/be3e9f32cb16d65296488ed34d2a8068-768x1024.jpg)
カクテル「カミカゼ」はウォッカの鋭いテイストが神風特攻隊を感じさせる理由から、 アメリカ占領時代の横浜米軍基地で作られたという説があります。カミカゼのカクテル言葉は「あなたを救う」です。
パラダイス
![バー花本 パラダイス①](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/8366dfc5d8741435d8c508c252ada91d-1024x768.jpg)
ドライ・ジンをベースにしたアプリコットブランデーとオレンジジュースのカクテルで、鮮やかなビタミンカラーが印象的です。香り豊かで酸味がありながらフルーティな味わいを楽しめる、まさにパラダイス(楽園)を感じさせるカクテル。
カクテル言葉は「夢の途中」です。
アイリッシュコーヒー
コーヒーが入ったカクテル「アイリッシュコーヒー」はご存知でしょうか。
アイリッシュウイスキーにコーヒー、砂糖、ホイップクリームが入ったホットドリンクです。
![バー花本 アイリッシュコーヒー](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/fe9a7f946e61d09acc3f84317a214f2c-1024x768.jpg)
アイルランド南西部にある漁村、フォインズにあった飛行艇の給油地にあるパブのシェフだった、ジョセフ・シェリダンによって考案されました。
カクテル言葉は「暖めて」です。
アイルランドの国花であるシャムロック(三つ葉のクローバー)と、国章であるハープがデザインされている専用グラスで頂きます。
アイリッシュウイスキーとは?
アイルランド共和国および北アイルランドで作られる穀物を原料にしたウイスキーのこと。世界で最も生産数が高い国から成る、世界五大ウイスキーのひとつに数えられます。世界五大ウイスキーには、スコットランド産「スコッチウイスキー」、アメリカ産「アメリカンウイスキー」、カナダ産「カナディアンウイスキー」、日本産「ジャパニーズウイスキー」があります。
お酒に合うおつまみ
![バー花本 食事メニュー](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/13e6b7a7cd339159f2f388ddbb295954-768x1024.jpg)
お酒に合うおつまみも110円からとリーズナブルです。
ガーリックトースト
![バー花本 ガーリックトースト](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/60c2c251085c9ee4a70499db33971796-1024x768.jpg)
サクサクのトーストにガーリックバターがほどよくしみ込んでいて絶品です。一口サイズにカットされていてお酒のおつまみとして、ちょうど食べやすいところも魅力。
アンチョビカナッペ
![バー花本 アンチョビ](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/596f315aff7d36ec48184725f211294d-1024x768.jpg)
アンチョビの塩味とバターのまろやかさが合わさって、どのお酒にもマッチする美味しさです。アンチョビ好きな方はぜひ注文してみてはいかがでしょうか。
お酒以外にもあるバー花本の魅力とは?
バー花本の魅力はお酒がゆっくり楽しめる空間を演出するインテリアや飾られているポスター、小物のセンスの良さにもあります。
![バー花本 席3](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/62be1ce1e061330938803b342f173d0a-1024x768.jpg)
落ち着いた雰囲気のブラウンカラーの壁は、お店ができた当時は白く明るかったのですが、25年かけて現在のような温かみのある色になりました。壁に飾られているウイスキーやビールのポスターを眺めていると、日本にいることを忘れてしまうようなムードが楽しめます。
![バー花本 席2](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/2cd13da79582c7382de146624b100370-1024x768.jpg)
小さめのカウンターで一人だけの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
![バー花本 席1](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/449af447e7acd9059d88c5f9257d84ae-1024x768.jpg)
奥には4〜5人で利用できるカウンターもあります。
![バー花本 ギネス](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/bcc5b10de22165eb8c51d7899dadae25-1024x768.jpg)
アイリッシュ・黒ビールでお馴染みの「ギネス」のロゴマークがプリントされた太鼓。ギネス好きはロゴを見た瞬間、もう一杯飲もうかなというワクワクした気分になること間違いなしです。
![バー花本 ウォッカ](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/af24c7e021c1cbd3127d464ccce1d4c7-1024x973.jpg)
ロシアの代表的なウォッカのひとつ「ストリチナヤ」ロゴ(中央)とアイリッシュ・ウイスキー「ブッシュミルズ」ロゴ(右)の看板は、なかなかお目にかかれないアイテム。これらのビンテージグッズはマスターが何年もかけて集めてきたものです。
![バー花本 トイレ](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/b5c39337d75021917187df519ef246e8-768x1024.jpg)
トイレのステンドグラスはお店を作った当時、お酒と関係ないインテリアなのでマスター自身あまり乗り気ではなかったのですが、業者の方から積極的に勧められ付けたとのこと。今ではドイツの薬草酒「ウンダーベルグ」のプレートとマッチしています。
![バー花本 ディスプレイ](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/bf4f3c6050e9db3f6bb254b73405abd8-1024x768.jpg)
ミニチュアボトルやお酒のステッカー、貴重なノベルティの数々に興味がそそられます。お酒のブランドロゴが付いている時計や置物など、今では手に入れることも難しい逸品。ビンテージの重厚感やレアなアイテムを楽しめるのも、バー花本ならではです。
店舗情報
店名/バー花本
住所/大阪市中央区難波1-6-18
電話/06-6211-5811
営業時間/17:00〜24:00
支払い方法/現金のみ
サービス料、チャージ料/無し
喫煙/可
席数/20席
定休日/第1火曜日
アクセス
![バー花本 アクセス1](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/2c4c86339def302626dd8e29c99e5f5c-1024x768.jpg)
地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口を上がります
![バー花本 アクセス2](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/e1bd805cc53ac43b65735f2dcca3b07d-1024x768.jpg)
階段を登り
![バー花本 アクセス3](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/2e7f5a0402e47e5f7c26e964fa037651-1024x768.jpg)
すぐ左へ、直進します
![バー花本 アクセス4](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/4ba19f9d4e7f513ca301be60927bb361-768x1024.jpg)
一つ目の角にある「金龍ラーメン」を右折、法善寺こいさん通りに入ります
![バー花本 アクセス5](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/301558efbcf4c16758c90c2822e43259-768x1024.jpg)
戎橋筋商店街との交差点を直進
![バー花本 アクセス6](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/6bd463253409c6ed6829e63256453ce7-1024x768.jpg)
20mほど進むと
![バー花本 アクセス7](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/09/8da151d1d078d393b6de0890fc343e16-1024x768.jpg)
バー花本がある、中和ディキシービルに到着
まとめ
なんばの中心でゆったりとした時間を過ごせるバー花本は、明朗会計なのでバー初心者でも利用しやすいお店です。ひとりの時間をゆっくり満喫したり、友達や恋人と大切な時間を過ごしたりするための一杯を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
![](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2022/10/e4fbd585fe332f16cac13ade0fb004f3-300x158.jpg?v=1666919663)
![](https://ebisubashi-magazine.com/wp-content/uploads/2021/06/6d97ca9e421b640e1907fa43ac7854bd.jpg)
大阪出身のオリ姫。
お酒、ゲーム、旅行、ダンス、オリックスバファローズが大好き。
中東のカタールに住んでいたこともありますが、究極の暑がりで夏と暑いところが苦手。
新しいもの好きの性格とフットワークの軽さを活かして、
なんばエリアの魅力と楽しく役立つ情報を皆さんにお伝えしていきたいです。