お仕事帰りに1杯飲みたい、お食事のあとの2軒目にゆっくり飲みたい場所としてバーに行かれるという方は多いのではないでしょうか。今回はなんばエリアでひとりで静かに飲みたい方はもちろん、二人以上のグループでも楽しめるバーをご紹介します。
大阪・なんばにある「洋酒はせ」は千日前通り沿いにあるビルの中にあり、サラリーマンの常連客が多いお店です。
常連が多いと聞くと、初めての方やバー初心者は入りづらいのでは?と思われるかもしれませんが、こちらのお店ではマスターがいつも気さくに出迎えてくれるので、どなたでも緊張せずリラックスしてお酒を楽しむことができます。
洋酒はせ
2022年に創業68年を迎えた老舗のバーですが、戦後まではレコードショップを経営していました。お店で取り扱っていたのはSPレコードというもので、最も古いタイプの円盤レコードだったそうです。(SPレコードと一般的なLPレコードとの違いは1分間の回転数)
当時まだレコードを聞く人が少なく、珍しいものだったのでなかなか売れなかったとのこと。お店の経営は大変な状況が続いていましたが、高度経済成長時にハイボールがブームとなり、これを機に1954年(昭和29年)にレコードショップから「トリスハイボールスタンド」へと業態を転換しました。
時代の移り変わりとともに、ハイボールスタンドから現在のバースタイルの「洋酒はせ」となりました。
初めて来るお客さんのほとんどが、細い通路の入口とお店の広さのギャップに驚くとのこと。船をイメージした店内は、マホガニー色(深みのある赤色)で統一されていて、エレガントで高級感があります。
カウンターに座ってまず目に飛び込むのは、ライトアップされたボトルの数々。取り扱うお酒は200種類以上もあります。マスターによると最近ではボトルを置かないバーも増えてきているそうですが、お客さんが喜んでくれるので、ボトルを見せるスタイルにこだわっているとのこと。
カクテルに挑戦してみては
バーの醍醐味と言えば、バーテンダーにカクテルを作ってもらう事ではないでしょうか。
カクテルを注文する時はメニューからベースになるお酒を選び、どういったテイストやフレーバーが好みなのかを伝えます。
例えばスッキリした風味なのか、フルーティーなものか、インスタ映えする綺麗なカラーなど、こちらの要望をバーテンダーが詳しく聞いて作ってくれるので、たとえカクテルの種類に詳しくなくても気兼ねなく注文できます。
カクテル
グレープフルーツジュースをベースにした甘めのカクテル。グレープフルーツの風味と苦味がよく感じられ、ほんのりとした甘さがあるものの後味スッキリとした味わいです。
ラムをベースとしたオレンジリキュールとレモンジュースのカクテル「XYZ」は、ベースのラムの味をしっかり楽しめ、レモンジュースの爽やかさも感じられる一杯。カクテルのブルーの鮮やかさから見た目でも楽しめます。
ビール、ボトルキープも
「お酒はいつもビール一択」という方もご安心ください。しっかり冷えたサッポロ黒ラベル、アサヒスーパードライ、ハイネケンがいただけます。
他に試してみたいお酒などがあれば、ぜひ相談してみてください。
1杯ごとにお酒を提供するバーではボトルキープできませんが、洋酒はせでは可能です。お気に入りのお酒が見つかればボトルキープをしてみてはいかがでしょうか。
常連客のボトルがたくさんあります。
おすすめのおつまみメニュー
お酒をメインに楽しむ正統派のバーでは、おつまみが無いところもありますが、このお店ではお酒に良く合うメニューがそろっています。
その中でも特に種類を問わず、どのようなお酒とも楽しめるメニュー3品をご紹介します。
サラミソーセージ/ピクルス
ジューシーなサラミにレモンをかけてさっぱりと頂きます。
きゅうりのピクルスはほどよい酸味があり、お酒の合間のお口直しにも最適。サラミソーセージは、ボリュームがあるのでシェアして食べる方におすすめ。
プリマベラ
洋酒はせのオリジナルのメニューですが、他のお店からも参考にされるほど人気があります。名前のプリマベラとはイタリア語で「春」を意味し、その名の通り春をイメージさせるような、見た目のかわいらしさと華やかさで食べる前からワクワクします。
りんごの中にはクリームチーズが挟まれていて、りんごのシャキシャキとした食感となめらかな舌触りのクリームチーズのバランスが絶妙。
お酒と一緒に楽しむのはもちろん、カクテルやアルコール度数が高めのお酒を飲む前に少しお腹を満たしたい方にもおすすめです。
ひとりでもグループでも楽しめます
カウンター席だけでなく、ソファ席もあるのでグループの利用も可能です。
お食事後の2次会や、お仕事帰りの同僚との1杯を楽しむこともできます。
ひとりで来られた時はマスターと話をするのも良し、掛けられている絵を鑑賞したり、お花を眺めながらゆっくりお酒を飲んだりしても楽しめます。
華やかな印象を与えるユリは、常連客が毎日お店に飾るようにと持って来てくれるそうです。
気になる予算は?
お店によってさまざまですが、ゆっくりできるバーの場合、チャージ料金の相場は1000円前後かかるところが多いです。「洋酒はせ」では、チャージ料金が300円、お酒の種類にもよりますが1杯(ショット)が約700円なので、消費税を含めて1人約3000円で2〜3杯楽しめます。
バーでお酒を飲むのは高級なイメージを持たれるかもしれませんが、こちらのお店はリーズナブルで利用しやすく、しかも上質な点が魅力的です。
店舗情報
店名/洋酒はせ
住所/大阪市中央区難波3-5-14
電話/06-6643-4061
営業時間/17:00〜23:00
支払い方法/現金のみ
定休日/日曜・祝日
予約/予約可能
アクセス
なんば駅18番出口
出口を登って右へ進みます
10mほど直進すると
洋酒はせに到着
まとめ
歴史のある本格的なバーですが、マスターとバーテンダーの、ふたりの気さくな雰囲気は初めてお店に来られる方、バー未経験の方でも気軽に入れるお店です。
なんばで隠れ家的なバーを探している方、少人数でゆっくりできるお店を探している方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
大阪出身のオリ姫。
お酒、ゲーム、旅行、ダンス、オリックスバファローズが大好き。
中東のカタールに住んでいたこともありますが、究極の暑がりで夏と暑いところが苦手。
新しいもの好きの性格とフットワークの軽さを活かして、
なんばエリアの魅力と楽しく役立つ情報を皆さんにお伝えしていきたいです。