大阪・なんば周辺にある七福神巡りの方法と地元がおすすめするコース

昔から「大阪七福神巡り」は特にお正月に盛んに行われてきました。七福神は、人ぞれぞれの多種多様な願い事に対してご利益があるとされています。その大半が、なんばの戎橋筋商店街周辺に集まっています。

まさに“福の聖地”といえるエリアです。ゆかりのある難波周辺の6つの寺社を中心に、それぞれの歴史や見どころ、七福神のご利益、御朱印や授与品、参拝のポイント、あわせて立ち寄りたい周辺スポットまでをまとめました。

目次

1.大阪七福神巡りの聖地と歴史

七福神信仰が盛んになったのは室町時代といわれ、江戸の町では、正月に七福神を祀る社寺を歩いて巡る「七福神巡り」が庶民の年中行事として定着しました。大阪でも難波一帯の七つの社寺を巡拝する「難波七福神」が享和3年(1803年)頃に盛んになったと伝えられています。

現在「大阪七福神」として知られるのは、

三光神社(さんこうじんじゃ)の寿老人(じゅろうじん)

長久寺(ちょうきゅうじ)の福禄寿(ふくろくじゅ)

法案寺南坊(ほうあんじなんぼう)の弁財天(べんざいてん)

寳満寺大乗坊(ほうまんじだいじょうぼう)の毘沙門天(びしゃもんてん)

大国主神社(おおくにぬしじんじゃ)の大黒天(だいこくてん)
今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)の恵比寿神(えびすしん)

毘沙門堂浪速寺(びしゃもんどうなにわじ)の毘沙門天(びしゃもんてん)

四天王寺(してんのうじ)の布袋尊(ほていそん)

の4寺4社です。

このうち3寺3社がなんば周辺に位置し、徒歩で巡れる範囲にあります。色紙や御朱印をいただきながら、まち歩き感覚で巡礼として開運祈願ができます。

この記事では、難波周辺エリアに集まっている法案寺南坊、崑崙山寳満寺大乗坊、敷津松之宮・大国主神社、今宮戎神社、毘沙門堂浪速寺と、谷町の大圓山長久寺の6つの社寺を取り上げます。

2.難波周辺の6つの寺社の概要と七福神、御朱印・参拝情報

大阪七福神巡りには厳密な決まりごとはなく、どの寺社からスタートしてもよく、基本的には通年いつでも巡拝できます。参拝を済ませてから、御朱印を授かります。

御朱印を希望する場合は、持参した御朱印帳への書き込みや大阪七福神巡りの専用色紙への押印のほか、書き置きの御朱印帳を授かる方法があります。専用色紙はすべての寺社で置いている訳ではありませんし、時期によっても取り扱いも異なりますの、最初に訪れる寺社で事前に確認するのがよいでしょう。

書き込みを希望する場合は、寺務所・社務所が開いている日中の時間帯にあわせて、各寺社の決め事を事前に確認のうえ計画を立てるのがおすすめです。

ただし拝観者が多い時期やお勤めの方が出払っている場合もありますので、書き置きの御朱印を授かることを考慮しておきましょう。また初穂料(500円~をめどに)や賽銭として小銭を余裕をもって用意しておきましょう。なお、専用色紙には大きめの手提げ袋のご用意を。

今宮戎神社[恵比寿神]

商売繁盛の神さま「えべっさん」として全国に名を知られ、難波エリアを代表する神社です。創建は聖徳太子の時代、西暦600年ごろと伝えられ、四天王寺建立の際に、その西方守護の神として鎮座したのが起こりとされています。

ご祭神は天照坐皇大御神、事代主命(えびす様)ほか三柱。市井では特に、事代主命を商売繁盛の神として篤く信仰してきました。毎年1月9日〜11日に行われる「十日戎」では、「商売繁盛で笹持ってこい」の掛け声とともに、境内は福笹を求める参拝者で埋め尽くされます。

戎橋筋商店街も参加するミナミの「宝恵駕(ほえかご)行列」が1月10日、にぎにぎしく境内まで駕籠を曳行してお参りします。

宝恵駕(ほえかご)行列は詳しくはこちら

【七福神とご利益】

今宮戎神社の恵比寿神は、右手に釣り竿、左手に鯛を抱えた姿でおなじみ。商売繁盛・家運隆昌をはじめ、仕事運や金運、航海安全など、「えべっさん」の名でさまざまな福徳をもたらす神さまとして信仰されています。七福神の中で唯一の日本の神様で、特に関西では商人にとって重要な神社です。

本殿に参ったら、次はその反対側に回って、そちらからも声が届くようにお参りするのが習わしとなっています。

【御朱印・色紙・授与品】

大阪七福神専用の色紙のほか通常朱印の書き入れ(ただし1月中は停止、今宮戎神社で書き入れをした御朱印帳を授かることはできます)を境内の社務所で受けることができます。また、季節の限定朱印を紙で授かることもできます。

授与所では、十日戎の福笹をはじめ、熊手や福小判、商売繁盛守など、「福を呼び込む」授与品がずらりと並びます。十日戎期間中は大変混雑するため、ゆっくり御朱印をいただきたい場合は、時期や時間帯をずらして参拝するのもひとつの方法です。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

新世界や通天閣にも徒歩圏で、観光とあわせて立ち寄りやすい立地です。普段は静かながら、正月には大阪らしい活気に包まれます。

開門時間は6:00〜17:00(南側脇門は〜22:00)で、授与所・電話応対時間は9:00〜17:00が目安。早朝に本殿へ参拝し、その後ゆっくり御朱印をいただくなど、時間を分けて訪れるのもおすすめです。

所在地/大阪市浪速区恵美須西1-6-10
電話/06-6643-0150
開門時間/6:00〜17:00(南側脇門は〜22:00)
授与所・電話応対時間/9:00〜17:00
最寄駅/南海高野線「今宮戎」駅すぐ、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線「大国町」駅から徒歩約8分、大阪メトロ堺筋線・阪堺電車「恵美須町」駅から徒歩圏

毘沙門堂 浪速寺[毘沙門天]

今宮戎神社からほど近くにある東寺真言宗の寺院・毘沙門堂 浪速寺です。創建は明治年間と伝えられますが、昭和20年の大阪大空襲で焼失し、現在の本堂は戦後間もない昭和25年に再建されたもの。再建後は毘沙門天像と一願不動尊、弘法大師をまつる寺として、地域の人びとに親しまれてきました。

本尊は毘沙門天王。寅年・寅日・寅の刻との縁が深いとされることから、浪速寺では「福の寅」と呼ばれる虎の授与品がよく知られています。特に十日戎の期間には、今宮戎の福笹とともに、この「福の寅」を求める参拝者でにぎわいます。

【七福神とご利益】

浪速寺の毘沙門天は、厄除け・開運招福の守護神として信仰されています。なかでも「一願成就」のご利益があるとされ、ひとつだけ強く叶えたい願いを胸に、じっくりと手を合わせる参拝者が多いのが特徴です。

今宮戎神社とあわせて参拝することで、商売繁盛と厄除開運の両方の福徳を願うことができます。

【御朱印・色紙・授与品】

浪速寺では、なるべく書き置きの御朱印をおすすめしていて、専用の箱に賽銭を投函できます。専用色紙のほか、御朱印帳にも受けたい場合は事務所で問い合わせてください。

授与品として有名なのが、「福の寅」と呼ばれる虎の置物。寅年にゆかりのある毘沙門天の使いとして、厄除けや商売繁盛のお守りとして親しまれています。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

今宮戎神社のすぐ近くに位置するため、十日戎の期間中は特に多くの参拝客でにぎわいます。普段は静かな雰囲気のなか、ゆっくりと毘沙門天と一願不動尊にお参りできます。御朱印の受付時間は9:00〜17:00が目安で、時間帯によっては混み合うこともあるため、早めの時間に訪れるのがおすすめです。

所在地/大阪市浪速区恵美須西1-4-8
電話/06-6631-4235
納経(御朱印)時間目安/9:00〜17:00
最寄駅/南海高野線「今宮戎」駅から徒歩約2分、大阪メトロ堺筋線「恵美須町」駅・御堂筋線「大国町」駅から徒歩圏

敷津松之宮・大国主神社[大黒天]

南海なんば駅から一駅の今宮駅やメトロ大国町駅に程近く、国道に面していますが周辺は古くからの下町情緒が残るエリア。その一角に鎮座するのが、敷津松之宮と大国主神社です。

社伝によれば、推古天皇2年(594年)、航海の安全と悪疫退散を祈って創建されたと伝えられ、かつては「浪速津松之宮」あるいは「浪速宮」とも称されました。

現在は、表の社殿に住吉三神をまつる敷津松之宮、境内社として大国主命(おおくにぬしのみこと)をまつる大国主神社が並び建ちます。

大阪七福神では、この大国主命を大黒天と習合させ、大黒さまの札所として参拝します。狛犬ではなく、狛ねずみが打ち出の小槌をもって出迎えてくれます。

【七福神とご利益】

大国主神社の大黒天(大国主命)は、五穀豊穣や台所の守り神として親しまれてきました。商売繁盛、金運招福はもちろん、家庭円満・子孫繁栄など、生活全般の福徳を授ける神さまとされています。境内の大黒天像の前で、日々の感謝とともに願いごとをそっと祈る参拝者の姿が絶えません。

【御朱印・色紙・授与品】

書き置きの御朱印が用意されていますが、七福神色紙のほか、通常の御朱印帳への記帳は社務所でお尋ねください。

授与所では、大黒天にちなんだ種銭や福財布、台所守など、生活に寄り添う授与品が並ぶことも。台所や店舗におまつりするための小さな御神札もあり、商売人の信仰を集めています。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

周囲には飲食店や町工場、市場が混在。かつて木津市場が官許を受けた場所でもあり、「食」と「商い」の土地を見守ってきた社といえるでしょう。

参拝自体は終日可能ですが、御朱印・授与所の対応はおおむね9:00〜16:00ごろが目安。七福神巡りの色紙や御朱印帳を持って訪れる場合は、日中の時間帯に立ち寄るようにしましょう。

所在地/大阪市浪速区敷津西1-2-12
電話/06-6641-4353
参拝時間目安/日中(9:00〜16:00)程度(社務所対応は9:00〜16:00程度)
最寄駅/大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線「大国町」駅から徒歩約5分

崑崙山 寳満寺 大乗坊[毘沙門天]

でんでんタウンやオタロードにほど近い、日本橋3丁目の一角に建つ真言宗寺院です。

四天王寺東北方の牛崎(筆ヶ崎)にあった寺院で、天文・天正の頃に織田信長の焼き討ちを受けた際、現在地へ逃れて再興されたと伝えられています。江戸中期の宝暦年間には広大な寺域を誇り、界隈の人びとから「長町の毘沙門さん」として厚く信仰されてきました。

毘沙門天は武神にして福神でもあります。御前立の毘沙門天像は肩に鬼面を彫る珍しい様式で、鎌倉中期の作と推定される重要文化財です。秘仏本尊の「毘沙門天王立像」は、日本の四大毘沙門天のひとつに数えられ、毎年5月と11月の第2日曜日に御開帳が行われます。

【七福神とご利益】

大乗坊の毘沙門天は、邪を払い福を招く守護神として信仰されてきました。戦勝・勝負運のみならず、商売繁盛や家内安全、厄除開運を願う人びとが多数参拝します。「長町の毘沙門さん」と呼ばれてきたように、界隈を見守る氏神のような存在でもあります。

【御朱印・色紙・授与品】

専用色紙や御朱印帳への記帳については、基本的に日中ですが法要や寺務の都合もあるため、事務所でお尋ねください。

授与品として、毘沙門天にちなむ土鈴やお守り、破魔矢などが用意されることもあります。詳細は境内掲示や大阪七福神の案内などで確認してください。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

周辺は、アニメショップをはじめクールジャパンの聖地・日本橋エリア。にぎやかな通りから一歩入ると、歴史ある寺院がひっそりとたたずんでおり、古い信仰と現代カルチャーが交差する大阪らしい風景に出会えます。

参拝はおおむね日中であれば可能ですが、御朱印を希望する場合は午前〜午後の早い時間帯に訪問するのが無難です。

所在地/大阪市浪速区日本橋3丁目6番
電話/06-6643-4078
参拝時間目安/日中(御朱印・拝観時間は事前にご確認ください)
最寄駅/南海各線・近鉄「難波」駅、Osaka Metro「なんば」駅、「恵美須町」駅などから徒歩圏

法案寺南坊[弁財天]

道頓堀川の北側の東西の道を、堺筋から少し東側に行くと法案寺南坊があります。

その起こりは推古天皇の時代、聖徳太子が現在の大阪市城東区鴫野の地に創建したと伝えられる古刹です。豊臣秀吉の大坂築城にともなって現在の生國魂神社付近へ移り、徳川期には城下を代表する寺院として栄えました。明治の廃仏毀釈や戦災で伽藍を失いながらも、再建を重ねて現在地で信仰を集めています。

正面の本堂には、国指定重要文化財の木造聖観音立像をはじめ、日本橋聖天として親しまれる歓喜天が祀られ、その脇のお堂に大阪七福神の一柱である弁財天です。

【七福神とご利益】

法案寺南坊にまつられる弁財天は、音楽・芸能・学芸・財宝を司る女神。芸事や語学の上達、商売繁盛、金運招福を願う参拝者から厚く信仰されています。

【御朱印・色紙・授与品】

七福神専用色紙、通常の御朱印帳への記帳に対応しています。弁財天はもちろん、歓喜天のお札、お守りなども授与されていますので、事務所を訪れてみましょう。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

無料で参拝できる境内はこぢんまりとしていながらも、繁華街から一歩離れた静けさが魅力。しっとりとした空気に包まれています。参拝や御朱印の受付時間はおおむね10:00〜16:00が目安で、行事や法要の都合により変動する場合があるため事前に確認のうえ時間に余裕を持って訪れると安心です。

所在地/大阪市中央区島之内2-10-14
電話/06-6211-4585
参拝時間目安/10:00〜16:00(行事等により変更の場合あり)

大圓山 長久寺[福禄寿]

谷町筋から少し入った、寺町の一画にたたずむ日蓮宗寺院が大圓山 長久寺です。大阪市中央区谷町8丁目という都心にありながら、境内には落ち着いた空気が漂います。

長久寺の旧本堂は、天正17年(1589年)に淀殿が豊臣秀頼の武運長久を祈るため、大坂城築城の余財をもって建立されたと伝えられます。

昭和20年(1945)の大阪大空襲では屋根の三分の一が破壊されましたが炎上は免れました。しかし、昭和37年の都市計画による道路拡張工事に伴い、本堂と大門は奈良市西ノ京薬師寺へと移築され、旧本堂は現在「慈恩殿」として活用されています。現在地には鉄筋コンクリート造の新本堂が建立されました。

大阪七福神においては、長寿と富貴、子孫繁栄を象徴する福禄寿の札所。背が高く長い頭に杖をつき、鶴を従えた姿の像がよく知られています。

【七福神とご利益】

長久寺の福禄寿は、「福(幸福)」「禄(財運)」「寿(長寿)」の三つの徳を授ける福神。健康長寿をはじめ、仕事運や家庭運の安定、子孫繁栄を願う人びとから信仰されています。七福神のなかでも、じっくりと人生の歩みを見守ってくれる存在として親しまれています。

【御朱印・色紙・授与品】

大阪七福神巡りでは、長久寺では専用色紙は置いていませんので他で用意のうえ訪問ください。色紙や御朱印帳に朱印をいただけます。書き置きの御朱印もあります。福禄寿の名がしたためられた落ち着きのある御朱印が特徴です。

授与所では、福禄寿のお姿をあしらったお守りや、健康長寿を祈る御札などが用意されています。静かな境内で手を合わせ、日々の感謝と健康を祈る時間を過ごしてみてください。

【参拝のしかた・参拝できる時間】

長久寺は谷町筋の七丁目交差点を西に入った、都心にありながら喧騒を忘れさせてくれる場所。参拝や御朱印の受付時間は9時30分より15時で、大阪七福神のほか、信徒や地域の人びとが日々お参りに訪れます。

所在地/大阪市中央区谷町8-2-49
電話/06-6761-1363
参拝時間/9時30分より15時(行事等でお休みの場合があります)
最寄駅:大阪メトロ谷町線・長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」駅から徒歩約5〜10分/谷町線・千日前線「谷町九丁目」駅から徒歩圏

三光神社への道順を案内しています

6つの寺社とあわせて訪れたい難波周辺スポット

なんば周辺の七福神スポットを巡るコースをご提案します。スタート地点は南海電鉄今宮戎駅、浪速寺、今宮戎神社、大国主神社を回り、せっかくですので名所のお寺や商店街などに立ち寄りながら、なんば広場で一休み。戎橋筋商店街を通って、法案寺へ。ここまでで3キロ半の行程。さらに足を延ばして長久寺に向かいます。

PDFファイルはこちらから

なんば広域マップ

ぜひ立ち寄りたい魅力スポットもご紹介

● 戎橋筋商店街
戎橋から南海なんば駅前まで約370メートル続く、ミナミを代表するアーケード商店街。江戸時代には今宮戎への参道として発展し、今も老舗と最新のファッション・グルメ・エンタメショップが軒を連ねて、あなたの推しをサポートするにぎやかな通り。

1月11日までは縁起物イルミネーションが点灯されていて、中には七福神が乗り込む宝船イルミもあります。七福神巡りの途中で買い物や食べ歩きを楽しむのにぴったりのスポットです。

● 安井道頓・道卜の碑(安井道頓は、現在は成安姓が正しいものとされています)
道頓堀川の開削に尽力した安井道頓・道卜父子をしのぶ石碑。堀の名の由来ともなった人物の功績が刻まれており、難波のまちが水運とともに発展してきた歴史に思いをはせることができます。地元商店街などにより改修工事が行われました。

● 日本橋オタロード
日本橋の電気街から西側に伸びる通りで、アニメやゲーム、フィギュア、同人誌の専門店、メイド喫茶などが集まる、いわば“西のポップカルチャーの聖地”。大乗坊からもほど近く、古い寺院とサブカルチャーが同居する大阪ならではの景色を楽しめます。

● なんば広場
南海なんば駅前に2023年に誕生した新しい広場。駅前のタクシープールや車道を再編して生まれた、人のためのオープンスペースで、平日は待ち合わせや休憩の場として、休日はイベント広場としてにぎわいます。七福神巡りの出発点・終着点にも便利です。

● 大阪木津卸売市場(木津市場)
約300年の歴史を持つといわれる、大阪を代表する民間の地方卸売市場。大国町や今宮戎からも近く、水産・青果・加工品などを扱う専門店が並びます。一般客向けの朝市や食堂もあり、七福神巡りの途中で“なにわの台所”の雰囲気を味わえます。

● 1938年竣工の南海本線高架橋(なんば〜今宮戎間)
南海なんば駅の南から今宮戎駅方面へ伸びる高架は、昭和13年(1938年)に完成したもの。現在は高架下をリノベーションした「なんばEKIKAN」などの商業施設も生まれ、戦前から続く鉄道インフラを活かした新しい街づくりの舞台となっています。今宮戎神社へ向かう道すがら、そんな“産業遺構”としての高架下の景観にも注目してみてください。

● モリサワフォント本社ビル
世界的なフォントメーカー・モリサワの本社ビルがあるのも、今宮戎や大国町に近い浪速区敷津東。2009年竣工のガラス張りの建物は建築ファンにも知られ、「文字文化」を支える企業が難波エリアの一角に拠点を構えていることを実感できます。

おわりに

大阪七福神巡りは、ただ御朱印を集めるだけでなく、寺社の歴史や地域の物語、人々の営みをたどる“まち歩き”そのものです。難波周辺の六つの寺社は、繁華街なんばとその周辺を歩きながら巡礼でき、ふと足を踏み入れると時間の流れがゆっくりになる不思議な場所ばかり。

一年のはじまりに、あるいは節目の旅に。色紙や御朱印帳を片手に、戎橋筋商店街やオタロード、木津市場といったまちの見どころも巡りながら、大阪ならではの七福神巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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