大阪髙島屋の正面玄関、戎橋筋商店街のアーケードを入って右手にあるのが創業140年を超える「大寅蒲鉾」

明治9年創業。大阪を代表する名店です。

大阪の人に「かまぼこと言えば?」と聞けば、「大寅」と半数以上の人が答えるほどの有名店です。
実はこの大寅、老舗ながらも新商品を続々と生みだしており、大阪らしいのに珍しいお土産が買えるのはもちろん、食べ歩きまで楽しめるんです。

大寅ってどんなお店?

戎橋筋商店街にある本店をはじめ、現在30店舗を構える老舗の大阪かまぼこ専門店。
とはいえ、富山の巻かまぼこや山口の白焼きかまぼこなど、全国でかまぼこは生産されておりその特徴もさまざまあります。

気になるこちら大阪のかまぼこは、ハモをふんだんに用いたやわらかな食感と、昆布だしを忍ばせて上品な風味に仕上げているところが特徴。

大寅では、いまなおハモを石臼でじっくり練り上げる昔ながらの製法。
味の決めてとなる昆布ダシも、北海道産の最高級真昆布を1晩水に漬け込んでから工場長自ら火にかけて取るほど徹底しています。

本店では、上質なすり身に四季折々の具材を練り込んで揚げる様子も見れます。

そうした製法から生まれる白身魚の上品な味わいが楽しめるのはもちろん、かまぼこの風味を生かした商品開発にも力を入れており、鱧板から紅白かまぼこ、練天にうおしゅうまいといった惣菜まで、商品のラインアップを年々増やし続けています。

どれを買えば良い?

新商品や季節の素材を用いた天ぷらなど、商品ラインアップは数え切れないほど!
そうした商品からどれを買えば良いか悩むのは当然ですよね。
そこで人気商品を本店の店長である仁尾さんに教えてもらいました。

大寅蒲鉾本店の店長仁尾さん

買い食い編

店頭で生地を練り上げて揚げる天ぷらのなかでも、食べ歩きにぴったりなのが魚棒(うおぼう)。

一度揚げてから蒸し器にかけ、ほっかほかの状態で食べられます。
蒸すことで余分な油が落ち、さらにふっくらとしたかまぼこならではの食感が楽しめます。


えび棒、たこ棒、ほたて棒の3種類です。

夜食や旅行のおやつ編

店頭で揚げたてもおいしいですが、真空パックで日持ちをしている天ぷらの種類も豊富です。
季節で変わる商品や、本店限定品もあるので好みのものを選ぶのがオススメ。
味がしっかりついているので、そのままでOK。レンジアップすれば、なお美味しい!
ちなみに練天のみ、毎月10日は100円均一。この日は全商品大人買いがオススメです。
玉ねぎ天


上白天

本店限定のいかねぎ串

ちぎり天

仁尾店長おすすめ ほたて海鮮天

本店限定商品編

30店舗ある大寅ですが、本店でしか購入できない商品もあります。
それがかまぼこの命でもあるハモの皮を焼いたもの。
焼いた皮を三杯酢に漬け込んだものは全店舗で販売していますが、漬ける前のものは本店のみで販売。

また練天のオススメでも紹介したいかねぎ串も、本店だけのオリジナル商品。
ちぎり天の内容も各店舗で異なっており、本店は贅沢に枝豆・トウモロコシ・ショウガ・ごぼうの4種類が入っていてお得です。

さらに土日限定で、ベーコンやチーズを加えたすり身でパンを挟んで揚げたとらサンドも登場。こちらも見逃せません。

新定番のおみやげ編

たこ焼きやお好み焼きといった粉もんが大阪らしい食べ物と言われていますが、もちろんかまぼこにもそのエッセンスは取り入れられています。
そのひとつがねぎ焼。ねぎをとしょうがをたっぷり練り込んでおり、ソースをかければ本物のねぎ焼きの風味が楽しめます。

かまぼこなのにかまぼこらしくない。
スプーンで食べるをコンセプトにしたその名も「スプーンでかまぼこ」は、地元ラジオ局であるFM802の番組とコラボして生み出した新商品。

食べ方もレンジで温めるユニークさで、グラタンのような食感と味がワインなどのお酒と相性バツグン。
意外と外国人の方にも人気があり、ひと筋縄ではころばない大阪っぽいと好評です。

店舗情報

店名:大寅蒲鉾 難波戎橋筋本店
住所:大阪府大阪市中央区難波3-2-29
電話番号:06-6641-3451
営業時間:10:00~20:00
定休日:正月三が日
大寅蒲鉾 公式ホームページ

まとめ

変わった大阪のおみやげが欲しいという方はもちろん、難波を歩いていてお腹が空いた方、ホテルの夜食になにか欲しいな…など幅広いニーズに応えられる食べ物こそ、かまぼこ。
あまり主役になることがない食べ物ですが、意外と地域性を含んでいて他にはないものに仕上がっています。

たくさん買って食べられない…、食べきれなかった時の保存法は? ほかにアレンジできないの? というかまぼこにまつわるお話は、こちらをどうぞ。