大阪の観光スポットとしても有名な「法善寺横丁」には、老舗の割烹料理屋や落ち着いた雰囲気のバー、隠れ家居酒屋、B級グルメなど、さまざまなジャンルの飲食店が軒を連ねています。
今回は、法善寺横丁にお店を構えて約35年のカツ丼専門店「喝丼(かつどん)」をご紹介します。
どんぶりの定番「カツ丼」をなぜ専門店に?のいきさつから、「喝鈍」のこだわりや1度食べたらやみつきになる人気メニュー、知る人ぞ知る裏メニューまで、初代店主に詳しく教えていただきました。
各なんば駅からのアクセスも写真でわかりやすく紹介していますので、名店のカツ丼を食べてみたい方はぜひ参考にして、なんばで行きつけのお店を増やしてくださいね。

地元の人に愛され続けるカツ丼専門店

法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍

1985年創業のカツ丼専門店で、MBS毎日放送の人気番組「魔法のレストラン」でも取り上げられたことがある名店です。
今では大手チェーンのカツ丼専門店もありますが、喝鈍が創業した当時は、カツ丼に特化したお店は珍しかったとのこと。
はじめるきっかけについて初代店主の渡邊さんに尋ねると「子どもが小さかった頃に僕のつくったカツ丼が大好きだったのがきっかけでカツ丼専門店をはじめました」と、教えてくれました。

外観はどこか懐かしさを感じるレトロな店構えで、温かみのある店内に入るとジャズが流れています。
席はカウンターの10席のみで、カウンター越しに2代目店主が豚カツを揚げる様子を見ることができます。

喝鈍のこだわりとは?

法善寺 喝鈍

初代店主 渡邊さん

初代店主の渡邊さんにこだわりを尋ねたところ、「国内産のロースのみを使用しており、ご飯も吟味して選んでいるところは、喝鈍のこだわりであり魅力のひとつです。喝鈍の『かつどん』を食べた時の旨味と後味の良さをぜひ堪能してほしいです」とのこと。

法善寺 喝鈍

喝鈍の豚カツは食べた時の旨味はもちろんですが、カリッ・サクッとした食感がたまりません。

豚カツの仕込みの時に、カツと衣(ころも)が外れないようにと2日かけて丁寧に時間をかけてつくります。
厚めの豚カツでは、豚カツの味が勝ってしまいご飯の味を楽しめなくなるそうで、「豚カツだけではなく、ご飯も楽しんでもらいたい」という思いから「薄めの豚カツ」にこだわっているとのこと。

法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍

お米も吟味して選び、炊くときの水や炊き方にもこだわっています。
「ご飯がまずければどんぶりは美味しくない」と、渡邊さん自身のお米好きがこだわりにつながったそうで、名物「かつどん」をセパレート式で提供しているのも、カウンターの上にあるお漬物・梅干し・ふりかけを自由に組み合わせることができるのも、ご飯だけでも充分に楽しんでほしいという思いからです。

法善寺 喝鈍

また、名物「かつどん」をつくるときには「銅鍋」を使用します。
銅鍋は食材のそのままの旨味を引きだし、身体に良いので健康にも最適とのこと。

現在は、お手入れが簡単な理由からステンレスやアルミ素材の鍋を使う方が多いそうですが、今でもプロの料理人やお料理が好きな方は「銅鍋」を使っているのだそうです。
銅鍋はお手入れ次第で長く使える一生ものであり、熱伝導率が高いのがメリットです。また、熱が冷めにくいという特徴もあるので、最後まで温かいまま美味しく食べることができます。

創業当時は鉄のフライパンで調理をしていたそうですが、毎日使用することでフライパンの底に穴が空いてしまう問題を改善するため、なんばの道具屋筋に行き「このフライパンを銅にしてほしいです」と、オリジナルの銅鍋をつくったのが始まりだそうです。
道具屋筋でも、当時フライパンを銅鍋にすること自体が珍しく、思考錯誤しながらつくってもらったとのこと。
また、フライパンの取っ手の部分も、木材のなかでも燃えにくいカリンを加工してつくっていますので、喝鈍の銅鍋は「かつどん」専用のオリジナル銅鍋です。
取っ手の部分は年月とともに焦げてきてしまうので、今でもひとつひとつ手作業で定期的に変えているそうですが、銅鍋の部分はつくった当時から変わらず、大切に使われています。

法善寺 喝鈍

こういった喝鈍のこだわりから、雑誌やテレビといったメディアに取り上げられたり、さまざまな賞を受賞したりと、大阪だけではなく国内外のファンの方が多いのも喝鈍の魅力といえるでしょう。

喝鈍の人気メニュー

定番人気「かつどん」

法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍

名物「かつどん」は、炊き立てご飯のどんぶりと熱々の銅鍋に豚カツが入ったお膳のセパレート式で出てきます。
おかずとして別々で食べるのもよし、途中から丼に乗せてご飯に出汁を吸わして食べるのもよし、カウンターにあるお漬物や梅干しと合わせて食べるのもよし。
その時の気分や食べ方によって楽しむことができるのも、ありがたいポイントです。
また、ふわふわのたまごと食べやすい味付けの豚カツで、ぺろりと食べることができるので女性にも大人気です。

このクオリティの高さで、1杯750円とリーズナブルな価格で味わうことができるのも嬉しいところです。

裏メニュー「カツサンド」

カツサンド

「カツサンド」は、喝鈍の人気裏メニューです。
口の中で広がるソースカツの上品な味わいと柔らかい食パンの相性が抜群で、くせになること間違いなしです。
「カツサンド」はテイクアウトのみの予約受付になりますので、気になる方はぜひ一度お問い合わせくださいね。

ソースかつどんの誕生秘話

法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍

「ソースかつどん」は豚カツと千切りキャベツ、味付けのソース以外にもからし、レモンがついています。
サクサク食感を堪能しながらそのまま食べるのも良いですが、途中から、からしやレモンを絞って味を変えることができますので、1度に何度でも楽しめます。

また、通常は1枚の豚カツですが、2枚の豚カツを入れることができる「Wソースかつどん」「Wかつどん」というメニューもありますので、がっつり食べたいときにも◎です。

法善寺 喝鈍

店内には、歌舞伎役者の10代目坂東三津五郎 (当時は5代目坂東八十助)さんのサインが飾られています。
喝鈍の「ソースかつどん」は、喝鈍の常連で、渡邊さんとも仲が良かった坂東三津五郎さんからの提案メニューです。
「ソースカツ丼」自体を知らなかった渡邊さんのために、坂東三津五郎さんが自宅に招いてソースカツ丼を手づくりでつくってくれたとのこと。
このとき食べたソースカツ丼の美味しさから、喝鈍メニューのひとつになったそうです。

メニューは無くなり次第終了

喝鈍は、お米や国内産ロースといった材料を厳選し調理方法にもこだわっており、その日の材料がなくなり次第お店を閉めますのでご注意くださいね。

限定の「手打ちそば玲優樹(れいゆうじゅ)」

法善寺 喝鈍 法善寺 喝鈍

現在はお店を2代目店主に任せ、渡邊さんは2階で「手打ち蕎麦 玲優樹(れいゆうじゅ)」を切り盛りしています。
注文が入ってから1つ1つ丁寧に仕込んでつくりますので、本格的な手打ち蕎麦を楽しむことができます。

木・金・土の12:00~15:00限定で営業していますので、こちらも要チェックです。

店舗情報

店名/喝鈍(かつどん)
住所/大阪府大阪市中央区難波1-1-18
電話番号/06-6213-7585
営業時間/11:00~20:00
※ネタ無くなり次第終了
定休日/月曜日
(月曜日が祝日の場合は営業し、翌火曜日が定休日)

アクセス

法善寺 喝鈍

1、各なんば駅下車後、なんばウォークB12出口からでます。

法善寺 喝鈍

2、左手に戎橋筋商店街アーケードがあるので、中に入ります。

法善寺 喝鈍

3、1分ほど進むと右手に「おお蔵なんば戎橋店」が見えてみますので、右に曲がります。

法善寺 喝鈍

4、法善寺こいさん通りを真っ直ぐつきあたりまで進むと「法善寺横丁」の看板が見えてきますので、中に入ります。

法善寺 喝鈍

5、法善寺横丁を30秒ほど歩くと、右手に「喝鈍」が見えてきます。

まとめ

法善寺横丁にある、カツ丼専門店「喝鈍(かつどん)」を紹介しました。
喝鈍のジュージーな旨味とサクサク食感の豚カツを食べたときには、やみつきになること間違いなしです。
また、豚カツにご飯というシンプルな組み合わせなのに、1つ1つのこだわりがギュッと詰まっているので「また行きたい」と思う魅力あるお店です。

喝鈍をまだ知らなかった大阪の方はもちろん、大阪観光でなんば周辺に来られた方は、ぜひ「喝鈍」の味を堪能しに足を運んでくださいね。