大阪観光のキーワードに必ずあがるお好み焼き。
ふわふわ食感の生地が特徴のお店や、自家製ソースたっぷりの濃厚味、自分で焼き上げるものなど味もスタイルもさまざま。

食べ歩きして自分好みの1枚を探すのもいいけれど、意外とお腹にたまって何件も巡るのは大変です。
そんなアナタのために、大阪、とくになんばへ観光に来た時に行っておくべき名店をご紹介します。

いまいる場所や、営業時間、お好み焼きのスタイルから、好みのお店をチョイスしてください。

ふわふわとろーり!独特食感がポイント「福太郎 本店」

今回訪れたのは、千日前にある本店。
こちらは、ここ数年「うらなんば」と呼ばれる飲食店が集まったエリアになります。
福太郎はもちろん、ちょい飲み(センベロ)ができるお店も集まっているので、夜営業が始まるまでの時間つぶしにも便利です。

こちらのお店はねぎ焼きが有名です。

こちらがねぎ焼きで1番人気の「豚ねぎ焼き」
ねぎがぎっしり入っていて、しょうゆ味でさっぱりいただけます。

今回はしっかり食べるぞ! ということで、こちらのほかに、お好み焼きで1番人気の「豚玉」、さらに一品料理から「鶏のハラミ柚子胡椒焼き」を注文しました。

お好み焼きはじっくりと蒸し焼きにして仕上げるので、待つ間に、一品料理をつまんで待つのも楽しみのひとつです。

こちらが「豚玉」

気になるお好み焼きは、薄く生地を焼いた上にさらに生地を何度もかけてミルフィーユ的に仕上げていくのが特徴。
生地の中が空気を含んだドーム状になり、蒸し焼きの効果も加わることで驚くほどふっくらトロリとした食感が楽しめます。

また生地内に卵を入れるのではなく、生地の上に貼り付けるタイプというのも特徴です。
ソースもほどよい甘さと辛さで、小さなお子様も食べられます。

今回訪れた本店のほかに、なんばエリアでは髙島屋本館8Fのダイニングメゾン内にも店舗があります。
駅から直結しているので、雨の日でも濡れずに訪れられるうえ、平日も通し営業なのでランチタイムを逃した時にも便利です。

本店はカウンター席のみですが、別館にはテーブル席もあるので子連れでもOK。髙島屋店のほうはカウンターのみなので、小さなお子様連れは難儀することがあるかもしれませんね。

店舗情報
店舗名/福太郎 本店
住所/中央区千日前2-3-7
電話番号/06-6634-2951
営業時間/17:00〜23:30(平日) 12:00〜23:00(土・日・祝日)
※別館のみ土・日・祝日の15:00〜17:00使用不可
定休日/無休
アクセス/なんばウォーク三番街B27出入口から南へ2分、地下鉄千日前線・堺筋線日本橋駅5番出入口から南西へ5分、NAMBAなんなんE5出入口から北東へ3分
「福太郎」公式ホームページ

昔ながらの濃厚味。軽い刺激が甘さを引き出す「味乃家 本店」

1965年に創業、親子4代で味を守り続けており、いまでも行列は必死。
行列ができることを見越しての案内表示もありました。

この日は平日の15時頃、あいにくのお天気でしたが名店の味を求めて訪れた人で列ができています。

下町のお好み焼き屋さんを彷彿とさせる卓上に鉄板のあるレトロな雰囲気も魅力です。

1番人気は、イカにタコ、エビにミンチ、ブタがはいった味乃家ミックスお好み焼き。

鉄板の上で生地を軽く混ぜ合わせながら空気を含ませ、ちょっと驚くような盛り具合で放置します。

この時、気になっても触ってはいけません。
スタッフさんが仕上げてくれるので、黙って我慢しておきましょう。

焼き返しは3回で、仕上げのソースにはマヨネーズとマスタードもイン。

辛いかしら!? と思いきや、軽い刺激を感じる程度で、ソースの甘さがグンと引き立つのがポイントです。
もちろん仕上げる前に「マヨネーズとマスタードは入れても大丈夫ですか?」と聞いてくれるので、苦手な人も大丈夫。
できれば入れるのがオススメですが。

おひとり様でも行きやすいカウンター席もありますよ。

お店の入口すぐ右手にあります。

味乃家は階段をあがった2階にありますが、入口前にエレベーターがあります。
お子さま連れや、足元に不安のある方でも安心です。

また、本店を出て御堂筋側へ30メートルほど行くと味乃家2号店もありますので、混雑しているときはそちらもチェックしてみてください。

店舗情報
店舗名/味乃家本店
住所/大阪市中央区難波1-7-16 現代こいさんビル2F
電話番号/06-6211-0713
営業時間/12:00〜22:45(土・日・祝日11:45〜)
定休日/月曜休
アクセス/なんばウォーク二番街B12出入口から北へ2分、御堂筋線・なんば駅北改札より14番出入口から西へ1分
「味乃家」公式ホームページ

黒門素材が集合した、贅沢な老舗の1枚が味わえる「美津の」

1945年創業。
黒門市場で仕入れた素材を用い、お好み焼きとは思えない贅沢仕様の1枚が楽しめる人気店です。

のれんに描かれたうずまき同様に、お好み焼きのソースもうずまき状となっているのが見た目の特徴。

中身の特徴は、独自の大きさに挽いたミンチ肉をたっぷり用いていること。
タコやイカなどの海鮮と合わせることで、味に深みとコクを加えています。
具材もソースもたっぷりで、濃厚な味が好みの方にはオススメです。

お好み焼きもおすすめですが、今回は1番人気の山芋焼を注文しました。

こちらは小麦粉をまったく使わないヘルシーなもの。山芋100%を使用しており、お好み焼きよりも軽い食感で、ほんのりとした甘さがクセになります。

11時のオープン前から行列ができていますが、通し営業なのでランチタイムを少し外した時間に行くのがおすすめ。

カウンターとテーブル合わせて40席あるのでグループや家族利用にもありがたいですね。
一人での利用だと、順番が前後して早く入れることもあるようです。

地下鉄堺筋線・日本橋駅から徒歩5分です。

店舗情報
店舗名/お好み焼「美津の」
住所/大阪市中央区道頓堀1-4-15
電話番号/06-6212-6360
営業時間/11:00〜21:00
定休日/無休
アクセス/なんばウォーク二番街B20・B22出入口から北へ5分。堺筋線・千日前駅2番出入口から北東へ10分、御堂筋線・なんば駅14番出入口から北西へ10分
「美津の」公式ホームページ

なんばの芸術とも呼ばれる「おかる」のマヨアート

1946年創業。
生地の真ん中をギュッと押して蒸し焼きにし、ドッシリとしつつもサクッとした独特の食感がポイントのお好み焼き。

なんといってもこちらは、ソースの後の仕上げのマヨネーズでさまざまな絵柄を描いてくれるのが特徴です。
通天閣はもちろん、人気のキャラクターまでなんでもOK。

味だけでなく、見た目も楽しみたいという人にはぜひ訪れて欲しい名店です。

ちなみに使用しているコテは、ご近所にある道具屋筋の金物屋と共同開発したという特注品だそう。

テーブル席ばかりなので、家族連れはもちろんグループでの利用もOK。
ついたてもあり、半個室風な設えもうれしいポイントです。


店舗情報
店舗名/おかる
住所/大阪市中央区千日前1-9-19
電話番号/06-6211-0985
営業時間/12:00〜14:30、17:00〜22:00
定休日/第3水曜、木曜休
アクセス/なんばウォーク二番街B20・B22出入口から北へ2分。堺筋線・千日前駅3番出入口から東へ8分、御堂筋線・なんば駅15-A番出入口から北西へ8分

旅館の風情を個室に宿し、一家団欒を楽しめる「はつせ」

明治末にはつせ旅館として創業がスタート。
紆余曲折を経て、食堂としてはじめた店の看板メニューだったお好み焼きが人気を呼びました。
全室個室なのは、創業当時の旅館の名残。家族での利用はもちろん、グループでも来訪しやすいですね。

はつせでは、お客さん自らが焼いて楽しむことを大切にしており、ワイワイグループでお好み焼きを! と願う人にはもってこいのお店です。
気になるお好み焼きですが、今回はミックス(豚、いか、エビ)980円(税別)を注文しました。

生地は4種類の粉を和ダシで溶き、表面をバリっと焼きすぎても、中はふっくらと仕上がるように工夫されていて、お好み焼き初心者でも案外カンタンに焼くことができるんです。

席には「はつせ流お好み焼きの美味しい焼き方」というマニュアルもありますので、こちらもチェックです。
ちなみに写真では、間違えて豚肉を切らずに1枚そのまま焼いています…(ワイルドだろぉ!)

ソースはウスターと甘口特濃の2種類を用い、濃厚ながらも飽きがこないコッテリさにやみつきです。

店舗情報
店舗名/大阪の味 お好み焼 千日前はつせ
住所/大阪市中央区難波千日前11-25 はつせビル2F
電話番号/06-6632-2267
営業時間/11:30〜23:00(土・日・祝日11:00〜)
定休日/無休
アクセス/なんばウォーク二番街B21・B23出入口から南へ3分。御堂筋線・なんば駅B21番出入口から徒歩3分、南海本線・難波駅5番出入口から徒歩1分
「はつせ」公式ホームページ

変幻自在のオリジナルトッピングが豊富「ゆかり」

1950年に大阪曾根崎で創業。

洋食や甘味を提供するパーラーからお好み焼き店に転身したことが、ゆかりのメニューの特徴をつくっており、餅やチーズといったトッピングを採用した他にはないお好み焼きのパイオニア的存在。

とはいえお好み焼きのベースはオリジナルブレンドで、キャベツたっぷりの王道です。

卵はすべて、栄養価の高いヨード卵光を使用。お好み焼きの生地、マヨネーズ、焼きそばの麺もヨード卵を配合した卵麺という贅沢さも魅力的です。

シーフード入りや豚玉といった定番ももちろんおいしいのですが、こちらでは、チェダーチーズや餅が入ったジャパン焼き、キムチたっぷりのキムチ焼き、5種類のソーセージを加え、カレー風味で仕上げたインディアン焼き、そして5種類のチーズをこれでもかと盛り込んだフロマージュ焼といったオリジナリティあふれる1枚をセレクトすべき。

今回は開店当初から続く人気メニューの「フロマージュ焼き」、ロングセラーメニューの「オムレット焼きそば」、「お好み焼きに合う赤ワイン」を注文しました。



フロマージュ焼きはチーズがメインの具材であり、お好み焼きのどこを食べてもチーズの風味を楽しめますが、チーズ独特の臭みやしつこさはなく、軽やかな味わいと食感が楽しめます。
ゆかりのお好み焼き生地には、製菓用のきめ細かい粉を使っており、粉をとく出汁は鶏ガラと野菜を煮込んでとっています。

こちらは人気アイドル嵐の番組で取り上げられたのがきっかけで、今でも大阪で嵐のライブがあるとファンの方がお店まで足を運んでフロマージュ焼きを楽しむそうです。

お好み焼きに合う赤ワインは、しっかりとした香りと爽やかでコクのある味がお好み焼きにぴったりです。
ぜひ一緒に楽しんでいただきたい一杯です。

オムレット焼きそばは、卵麺に豚バラ、玉ねぎ、マッシュルーム、イカで炒めて、オリジナルソースで味付け、ヨード卵を3個使用包んだ贅沢な一品。
オリジナルのマヨネーズと、野菜とフルーツの配合を増やしたトマトソースがよくあいます。
見た目のインパクトに反して、味のほうは上品で本格的。一度は試してみたいメニュー揃いです。

ゆかりでは、お土産にぴったりな「どて焼き」もあります。
柔らかく煮込んだ国産の牛すじ肉を、特製の味噌たれで味付けした大阪名物です。

レンジであたためるのもアリですが、スタッフさんのおすすめは湯煎とのこと。
レンジアップすると肉がしまって固くなってしまうので、湯煎がおすすめなのだとか。

店舗情報
店舗名/お好み焼 ゆかり 千日前店
住所/大阪市中央区千日前2-11-12
電話番号/06-6647-8001
営業時間/11:00〜22:30
定休日/不定休
アクセス/なんばウォーク二番街B21・B23出入口から南へ2分。NAmBAなんなんE5出入口から東へ3分。御堂筋線・なんば駅1番出入り口から東へ4分。
「ゆかり」公式ホームページ

これぞ大人のお好み焼き。軽くて上品を極めた1枚「法善寺やき然」

夫婦善哉や水掛不動で知られる法善寺横丁のちょうど真ん中あたりにあるのがこちら。

こじんまりとした店構えで、ゆっくりと食事を楽しむことができるのが特徴です。
お好み焼きは、専用の小さな鉄板でサーブしてくれ、熱々のまま私だけの1枚を堪能できる仕掛けになっているんです。

またこちらのお好み焼き、生地に用いる粉を最小限に抑え、たっぷりのキャベツを入れることでサックサクな食感とふわりと口の中でほどける独特の仕上がりを生み出しています。
この独特食感のために、長時間ゆっくりと焼き上げるので、それまでにアテを頼んでチビチビというのがお勧めのスタイル。

今回は、おすすめメニューの名物モダン焼きとねぎ焼きの2枚注文。



1階のカウンター席はまさにその味をゆっくりと堪能すべくの大人仕様になっています。
2階席もありますが、こちらもそこまで大きくはないのでグループや小さな家族連れでの利用は少ししんどいかもしれません。

店舗情報
店舗名/法善寺横丁 やき然
住所/大阪市中央区難波1-1
電話番号/06-6211-7289
営業時間/12:00〜14:15、17:00〜21:45(土・日・祝日12:00〜21:30)
定休日/水曜休(祝日の場合営業、翌日休)
アクセス/なんばウォーク二番街B18出入口から北へ3分。御堂筋線・なんば駅14番出入口から東へ6分、堺筋&千日前線・日本橋駅2番出入口から西へ8分。

お好み焼きの一大勢力。困ったときはココ「千房」

1973年に創業。

いまや全国に60店舗を構える大型店ですが、実はベーシックな千房のほかにぷれじでんと千房、エレガンス千房という2つのシリーズがあることはあまり知られていません。
鉄板焼き店として海鮮焼きや国産牛フィレ肉、さらにはエビマヨなど、サイドメニューが充実しているのです。
気になる方はぜひHPで店舗検索を。

そうしたサイドストーリーはさておき、千房のお好み焼きといえばエビ。
エビの足のせんべいがついてくる定番メニューの千房焼きは、パリッと食感とふわり漂う芳醇な香りがソースと意外や相性抜群。
多数の店舗を構えていることだけあって、小さな子どもからご年配の方もおいしく食べられるバランスの良さが特徴です。

もちろんメニューも豊富で、具だくさんの道頓堀焼きやとんぺい焼などは外せません。

今回は千房本店で、おすすめの道頓堀焼き(大盛)をいただきました。

道頓堀焼きには、豚肉、牛すじこんにゃく、小えび、いか、チーズが入っており、かなりボリューミーです。

本店は、常連のお客さんが多いそうで、千房の他店舗と比べると日本人のお客さんが多いのだとか。
テーブルには、お好み焼きソース、極辛ソース、マヨネーズがあり、お好みで味を足して食べることができます。

さらに、デザートにも力を入れていて、使用しているタルト以外は千房の自家製というこだわりがすごいところもポイントですね。
スイーツ好きな方は、お好み焼きのあとのデザートも要チェックですよ。

大型店なのでグループでの利用もしやすく、またなんばエリアでも数店舗あるので、今いる場所から近いところを探して訪れられるというのもイイですね。

店舗情報

店舗名/千房 千日前本店
住所/大阪市中央区千日前11-27 道風ビル1〜2F
電話番号/06- 6643-0111
営業時間/11:00〜23:30
定休日/無休
アクセス/なんばウォーク二番街B21・B23出入口から南へ3分。御堂筋線・なんば駅B21番出入口から徒歩3分、南海本線・難波駅5番出入口から徒歩1分
「千房」公式ホームページ

まとめ

さて、大阪のお好み焼きといってもふわふわにドッシリ、甘いソースから刺激的なもの、さらには創作タイプまでいろんなものがありますね。
共通しているのは、どのお好み焼きも「おいしい!」ということ。

自分好みの味を探すのも楽しいですが、時間や人数に合わせたり、今いる場所から一番近いお店を選ぶのが、お好み焼き密集地帯なんばなら良いかもしれませんね。