昨年リニューアルオープンした国の登録有形文化財の髙島屋東別館の1階北側エリアに、大阪初出店を含む15店舗が出店する複合レストラン「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」が、7月10日にオープンしました。
約400坪の広さに店舗や飲食スペース、イベントスペースなど合計264席設けられており、人気の蕎麦店「花粉(はなこ)」や大阪初出店となる京都・伏見の屋台村「伏水酒蔵小路(ふしみさかぐらこうじ)」など、まさに、食のまち大阪ならではの魅力的なフードホールになっています。
この記事では、「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」の特徴や各店舗のおすすめ情報、アクセスをご紹介します。
コミュニティーフードホール 大阪・日本橋の見どころ
関西の食にこだわった「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」は、グルメとともに、壁面プロジェクションマッピングや音楽ライブやマジックショーなどが楽しめる「食べる、楽しむ、出会う、繋がる」をテーマにした新しいタイプのフードホールです。
共有飲食スペースに常設されたタテ約3メートル、ヨコ約5メートルの巨大な壁には、昼は有名絵画、夜は月や宇宙をモチーフにしたプロジェクションマッピングが投影されます。
イベントスペースでは、日替わりで行われる音楽ライブやダンス、マジックや手品などのエンターテイメントショーが開催され、パフォーマーが席の近くでプロの技を披露。食事に舌鼓を打ちながらエンターテイメントも楽しめます。
常設店舗(10店舗)の紹介
コミュニティーフードホール 大阪・日本橋では、超有名店や全国初出店や関西初出店ではなく、身近にある素敵なお店を発見してほしいという思いから、大阪や京都を中心に地元で精力的に営業されているお店を中心に、食にこだわる常設10店舗と期間限定の催事店舗5店舗がラインアップされています。
タリーズコーヒー コミュニティーフードホール 大阪・日本橋店
季節ごとに提供されるスペシャルティドリンクや、厳選したアラビカ種を国内焙煎した豆を使用したコーヒー、また、世界のコーヒー産地の豆を使用して毎日、約10種類前後の豆の中からタリーズのフェローが選んで提供される「本日のコーヒー」も楽しめます。
明るく開放感のある店内には、コーヒーなどドリンクメニューはもちろんフードやスイーツなども、豊富に取り揃えられており、オフィスの多いなんばエリアでは重宝するカフェです。
シュリンプバー オルタンシア
魚介類好きにはたまらないアメリカ・ルイジアナスタイルの海老バルでは、ぷりぷり食感が魅力の巨大ロブスターや、海老・貝といったシーフードを、バジルソースやトマトソースなど好みのソースを選んで味わうことができます。手づかみで豪快に食すのもよし。ビールとの相性も抜群です。
大阪たこ焼き本舗 夢蛸(ゆめたこ)
大阪は門真(かどま)市に本店をおく、たこ焼き店がなんばエリアに初登場。普段は本店のほかキッチンカーでの販売のみとのことで、たこ焼き激戦区のなんばエリアによく訪れる方も初めて食べる方が多いのではないでしょうか。
ふわふわでとろとろの大たこ焼きに、甘めのたっぷりソースとマヨネーズのハーモニーが食欲をそそります。ソースはもちろん、出汁醤油と合わせるのもおすすめ。たこ焼きのほか、とろとろ卵のオムそばも人気メニューです。
大山畜産 Noodle
中華料理 大山畜産 CHINESE FOOD
大山畜産 Pork
創業1952年、大阪市内唯一の養豚場「大山畜産」からは3店舗が出店。肉質・脂質のおいしさを追求した、大阪発のブランド豚「なにわ星の豚」を使用して、ハンバーグや豚カツ、中華料理、ラーメンと様々な形の料理で提供。
ここでしか食べられない「特製透明豚骨ラーメン(980円+税)」や、霜降りであっさりした脂と、噛めば噛むほど旨味が広がる「なにわ星の豚」のおいしさを余すところなく味わえるとんかつやとんテキ、中華料理とコリアングルメが楽しめます。
海鮮丼専門店 市場直送海鮮問屋
口のなかで弾けるいくらと濃厚なうにが合わさったうにいくら丼や、器からはみ出るほどの海の旨みがたっぷりの五色丼など、市場直送の新鮮な海の幸をチョイスしたどんぶりメニューがおすすめです。海鮮あぶり焼きなども充実しています。
NEXT 黒豆蕎麦 hanako
難波・大国町に本店を構える人気の蕎麦店「花粉(はなこ)」が、新ブランド「NEXT 黒豆蕎麦 hanako」として登場。
花粉名物の丹波の黒豆を練りこんだ丹波黒豆蕎麦は、黒豆を蕎麦に練りこんだ上品で香ばしい風味がたまらない一品です。蕎麦・うどんは全て手打ちにこだわり、店内で用意されているとのこと。手打ちだからこその喉ごしと風味を、ぜひ味わってみてください。
また、蕎麦に加え、京丹波直送の素材を使った逸品料理や、選りすぐりの日本酒も一緒に楽しめますよ。
伏水酒蔵小路別館
京都・伏見の屋台村「伏水酒蔵小路(ふしみさかぐらこうじ)」が、大阪に初出店。豊富な水に恵まれ、酒造地としても有名な伏見の日本酒が楽しめます。
魅力はなんといっても、伏見エリアにある18もの酒蔵の銘柄が集結していること。店内には、プリペイドカードで好みの量(30ml・60ml・90ml)を購入できるディスペンサーを導入し、50種類以上の日本酒をそろえています。
大注目はコミュニティーフードホール 大阪・日本橋限定、350年以上の歴史をもつ株式会社北川本家の「富翁」特別限定酒「氷温熟成生原酒」。
酵母もお米もすべて京都産のものを使用し、入荷は写真のタンク(30リットル)のみで、こちらはなくなり次第終了。酒蔵でも現在製造されていないとのことですので、正真正銘コミュニティーフードホール 大阪・日本橋でしか味わうことのできない希少酒です。
このほか、万願寺とうがらしを使用した「まぁちゃんの手作り味噌」や、打田漬物の「京漬物(季節の3種盛り)」など、日本酒に合うアテも用意されています。
伏見の様々な銘酒が、その場で楽しめますので、ぜひお気に入りの一杯を見つけてください。
伏水酒蔵小路直売所
伏水酒蔵小路別館に併設された直売所では、別館で取り扱われている銘柄を購入することができます。
お気に入りの一杯を見つけて自分の楽しみに購入するもよし、お土産として購入もよしです。
迷ったときは国際利き酒師の方もいらっしゃいますので、好みやシーンに合った日本酒を提案してもらえますよ。
期間限定店舗の紹介
フロア中央にあるイベントスペースには、店舗により異なりますが2週間~半年間を目安に流行のショップが登場します。
来るたびに新しいグルメと出会える注目のスポットです。
8710.LOVE(バナジュードットラヴ)
タピオカの次に流行る飲み物として、注目のバナナジュース。「8710.LOVE」は、これまでキッチンカーでの販売のみだったそうですが、今回コミュニティーフードホール 大阪・日本橋に期間限定で出店しています。
濃厚で自然な甘みのバナナジュースは、砂糖や氷を使用せず、常温状態のバナナと凍らせた完熟バナナ、そこに牛乳をプラスしてミキサーにかけたシンプルな一杯です。素材の味が存分に味わえる体に優しいこだわりのバナナジュースです。
フレッシュなうちに飲んでもらいたいので、賞味期限は20分以内を推奨。時間が経つと色味の変化や酸味が出てきてしまうそうなので、早めに召し上がってください。
神戸牛とクラフトビールのお店 GASTRO 29 ORGANIC
九州の肉フェスで人気を集めた、オーガニックハンバーガーショップ「GASTRO 29 ORGANIC」では、すべてのハンバーガーに神戸牛を使用した自家製無添加パティを使用しています。神戸牛というと高級なイメージですが、GASTRO 29 ORGANICでは「特製バーガー(880円)」と比較的リーズナブルな価格で、こだわりのハンバーガーをお楽しみいただけます。
またハンバーガーと一緒にいただきたいビールも数多くそろっており、カウンターには箕面ビールがずらりと並んでいます。
肉汁あふれるパティに、特製バンズ、オーガニック野菜を組み合わせたハンバーガーとの相性抜群です。
有田みかんジュース
和歌山県で生産されているみかんの代表的なブランド「有田みかん」を、1本につき、なんと40個使用してつくられた果汁100%の贅沢なみかんジュース。
甘味と酸味のバランスが良く、濃い甘みとまろやかな酸味、鼻に抜ける爽やかな香りが特徴で、みかんの良いところがギュッと詰まっています。小さなお子さまからご年配の方まで、オレンジジュースとはまた違ったさっぱりと美味しい味わいです。
こちらは出店期間が2週間とのことですので、気になる方はお早めに。
コミュニティーフードホール 大阪・日本橋の取り組み
昨今の社会情勢を鑑み、コミュニティーフードホール 大阪・日本橋では、運営会社と店舗スタッフ一丸となって次の対策に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
各出入口には、アルコール消毒液と、大阪府によるコロナ追跡システムのQRコードが設置されています。
館内には、手洗いできる水場も設けられています。
共有飲食スペースおよび各店舗内のイートインスペースでは、着席した際に向かい合わないよう、適切な距離を取った座席配置を心がけています。
また各店舗のレジや注文カウンター前の足下には「こちらでお待ちください」と誘導シールが貼られているなど、ソーシャルディスタンスの確保を徹底しています。
利用後のテーブルは、次の方が安心して利用できるよう、清掃スタッフがしっかりと消毒・清掃されていました。
フードロス削減
コミュニティーフードホール 大阪・日本橋では、各店舗の店頭に「食品ロス削減」のポスターを掲出しています。
最近耳にすることの多い「サステナビリティ(持続可能性)」の一環として各店舗がフードロスに取り組んでおり、例えば余ってしまった材料は廃棄するのではなく、小分けにしてスタッフが持ち帰ったり、前述でご紹介したバナナジュース専門店「8710.LOVE」では、皮以外がすべて可食部なので廃棄が皮のみだったり、それぞれの店舗が工夫をしています。
日本では、年間2,550万トンの食品廃棄物等が出されているそうです。
このうちまだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「フードロス」は612万トン。国民一人当たりに換算すると”お茶腕約1杯分(約132g)の食べものが毎日捨てられていることになります。出典:消費者庁
経済的な損失はもちろん、食糧を作るために大量の水や土壌などの資源を使い、温室効果ガスを排出し、地球温暖化を進める原因のひとつとなってしまっています。コミュニティーフードホール 大阪・日本橋では、お客様にメニューのボリュームを確認いただき「食べきれる量なのか?」相互認識を深めるなど、食におけるサステナビリティへの取り組みに注力しています。
館内で気をつけたいこと&知っておくと便利な情報
(1)コミュニティーフードホール 大阪・日本橋以外で購入した飲食物の持ち込みやそれらによる座席のご利用はNGです。
※乳幼児の離乳食などの持ち込みは可能。
(2)ペットの同伴はできません。
※聴導犬・盲導犬・介助犬などは同伴できます。
(3)店舗内・共用エリアは全席禁煙です。
(4)小さなお子様連れの方、身体の不自由な方のために多目的トイレも用意されています。またベビーチェアの貸出やベビーカー置き場を設けるなど、お子様連れでも快適に過ごせるよう配慮されています。
(5)「シタディーン大阪なんば」との連絡通路に外貨両替機が用意されています。
施設詳細情報
名称/コミュニティーフードホール 大阪・日本橋
住所/大阪市浪速区日本橋3丁目5番25号 髙島屋東別館1階
営業時間/10:00(タリーズコーヒーのみ8:00~)~22:00(ラストオーダー21:30)
休業日/年中無休
延床面積/髙島屋東別館1階北側エリア 約400坪(約1,320㎡)
総席数/264席
お問い合わせ/06-6567-8606
※10名様以上でのご利用の場合は要団体予約。
コミュニティーフードホール 大阪・日本橋公式ホームページ
アクセス案内(写真あり)
最寄り駅は、南海なんば駅・大阪メトロ御堂筋線なんば駅から徒歩10分。
もしくは近鉄奈良線、大阪メトロ堺筋線の日本橋駅から徒歩8分。
どちらでもわかりやすいですが、今回は各線乗り入れているなんば駅(髙島屋大阪店前)から出発した場合をご紹介します。
髙島屋大阪店前を矢印方向(なんさん通り)に向かって進みます。
ずっとまっすぐです。
しばらく道なりに進むと、右手になんばCITYが見えてきます。
ここで左方向へ曲がります。
左側に曲がるとまたまっすぐに進みます。
道幅が狭く、自転車なども通るので、気をつけてください。
そのまま道なりに進むと大通り(堺筋)が見えてきます。
ここまで来ると、髙島屋東別館も見えてくるので、もう不安なことはありません。
信号を渡り、到着です。
まとめ
今年1月に、昭和初期のアールデコ調の建築を活かした宿泊施設シタディーンなんば大阪の開業や髙島屋資料館のリニューアルなどリノベーションオープンした髙島屋東別館。今回はリノベーションオープン第2弾として開業した新感覚フードホールは、近隣のビジネスワーカーや地元の方、もちろん観光客の方にも楽しんでいただけるグルメとエンターテイメントが融合した、新しいなんばのランドマークになること間違いなしです。
ぜひ、メディアで話題の新スポットでお気に入りグルメを発掘してみてください。
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