【2024年版】戎橋筋商店街・書画アート展「母の日」作品をご紹介!

戎橋筋商店街では昨年に続いて、大阪の若者のみなさんに、「母の日」(5月)、「父の日」(6月)、「敬老の日」(9月)の3回、書画作品を募集しています。

そして今回「母の日」に応募いただいた作品について審査を行い、10点がアーケード・バナーに展示するにふさわしい作品として入賞しました。新学期が始まる多忙な時期に応募いただいたみなさんに商店街はたいへん感謝しています。作品は大型バナーにプリントして、4月29日(月・祝)から5月12日(日)の「母の日」まで商店街のアーケードに展示します。

では、すべての作品を紹介します(受付順)。父の日バナーの応募要領はこちらから!

目次

作品紹介

田中姫乃さん(大阪市)

作品趣旨:日頃、面と向かって「大好き」と母に伝えることができずに過ごしていますが、英語で「Big Love」と書くことで恥ずかしがらずに自分の母への感謝を伝えられました♡♡

講評: 英語で「BIG  LOVE」と書かれていて、そして手がハートのマークになっている、よく考えた構図になっています。滲んだ色が全体の余白をうまく埋めていて、いい感じででき上がってる、上手な書画作品です。

小手川 裕菜さん(大阪市)

作品趣旨:高校に入ってから毎日お弁当を作ってくれて、「おいしかった!」と毎日伝えても感謝が伝わっていない気がしたので作品に思いを込めました。

講評:伝統的な曲げわっぱのお弁当箱の中に、おにぎりやおかずの絵が可愛くうまく描けています。お弁当の上と下に文字を配置して、余白がすごく効いて、きれいに構成されています。

伊藤 逢香さん(泉大津市)

作品趣旨:毎年母に、妹と弟と花屋に行ってカーネーションを買います。その花に日頃の感謝や想いをのせて書道で文字にして伝えました。

講評:カーネーションの花と「愛を込めて花束を」という言葉を絡ませて、とてもわかりやすい構図になっています。オーソドックスな字体が、うまく構図の中に収まっています。クレヨンと絵具を上手に使われています。

井原 千尋さん(大阪市)

作品趣旨:毎日おいしいご飯をつくってくれたり、なにか困っていることがあったら手助けしてくれたり、時には厳しく叱ってくれたりと様々なかたちでたくさんの愛情を注いでくれていることへの感謝の気持ちを表しました。

講評:カーネーションと「愛」が構図の中で効いている作品です。文字の配置を上手にまとめていて、「愛」の上にハートが入って全体を引き締めています。

下村 莉奈さん(大阪市)

作品趣旨:高校に入って毎朝お弁当を作ってくれるのがほんとうにうれしかったし、この感謝をあまりつたえることができていないと思ったのでこの作品を作りました。ありがとう!!これからもよろしくね♡

講評:お弁当が非常にシンプルな線で書かれています。タコのウィンナーとか玉子焼き、鮭の切り身などの アイテムがよく描かれています。文字の太さをちょっと変えて「ありがとう」に重点を置いた、いい構成になっています。

片山 愛乙彩さん(大阪市)

作品趣旨:いつも家族を支えてくれている大好きな母へ、日頃言えなかった「いつもありがとう!」という気持ちを込めてこの作品を作りました。ここまで私を育ててくれて本当にありがとう!!

講評:筆でデザインされた英語のレタリングの「O」の中に顔が描かれていて、これはお母さんの笑っている顔でしょうか。添えられた赤のハートがよく効いています。文字が美しくすっきりした 綺麗な作品です。

長尾 和奏さん(泉大津市)

作品趣旨:朝、家を出るとき、母の元気な「いってらっしゃい!」 という声がいつも私の一日を明るくスタートさせてくれます。いつもありがとう。これからもずっと私のパワフルな応援団長でいてください。

講評:私の応援団お母さんの行ってらっしゃい、この言葉が最高に効いています。喜んでいる顔の表情も素晴らしいです。背景のデザインも元気、明るさを引き立てています。 お母さんの雰囲気がわかりますよね。

中山 結衣さん(堺市)

作品趣旨:夜遅くに、明日体育があるのにまだ体操服を洗濯していないと、母は困った顔をして怒りながらも洗濯をしてくれたことを思い出しながら書きました。いつも本当に感謝しています。ありがとう

講評:お母さんが体操服を夜中のうちに洗ってくれて、次の日には学校でパリッと着ることができる、感謝の言葉がすごくいいです。 ゼッケンのところに落款を押しているのも面白いです。丸いスプレーのあしらいもいいですね

橋本 芽依さん(堺市)

作品趣旨:母について考えてみると、いつも忙しいながらも家事をやってくれていて、感謝の気持ちでいっぱいでした。毎日のことだけど、“なんだかんだ愛されているんだな”と感じて 「一日いちにち」と表現しました。いつも本当にありがとう。

講評: 開かれた本の上に「愛を感じる 一日いちにち」の文字の大小、動きを巧みに配置され、母への感謝の思いが表現されています。色も絵もきれいにまとめられて、いい作品になりました。

横田 莉々芭さん(和泉市)

作品趣旨:私がもうすぐ家を出るという時に母に、「お弁当が欲しい」と急に頼んだところ、たったの10分で作ってくれたことがありました。母の凄さを実感した瞬間だったので、書画に書きました。

講評:「かあか」と書いてあります。お家ではそう呼んでおられるのですね。忙しい中で10分でお弁当を手早く作ってくれるお母さんの愛情が感じられます。お弁当箱を上から見ているところも面白い発想です。

商店街内に展示している作品の位置

図の上が北側(道頓堀)、下が南側(なんば広場)です。それぞれ、バナーの両面に作品をプリントして展示しています。

作品位置図

戎橋筋商店街書画アート展の取り組み

戎橋筋商店街が立地する繁華街なんばは、お仕事、お買物、観光など様々な目的でお越しになります。この商店街を通られた時に、家族のことを思ったり、心が和んだりできる場所でありたいと思っています。
同時に、何万人もの国内外の人々が歩く場所ですので、若い世代の皆さんの表現の場として活かしたいと考えています。
コロナ禍では発表の場が非常に少ない状態だったとお聞きしました。商店街と若い世代のみなさんとが一緒になって市民のみなさんにメッセージを届けたいと考えています。

当商店街では数年前から書画の作品展や街頭での絵手紙体験を今宮高等学校の書画部の皆さんの協力で行ってきました。絵と文字(筆)で描く、自由で楽しく温かみのある日本の書画のよさにふれてきました。

書道展のようなことはできませんが、商いの場で表現活動を実践していただく機会は、当商店街でないとできないことです。そこで昨年から広く、大阪府内在住の若い世代の方にお声がけを始めました。2年目の今年は年齢の幅を広げました。

さて、6月16日(日)は父の日です。「父に伝えたい思い」をテーマに書画作品を募集しています。
詳細はこちらの記事からチェックしてください。

書道はわかるけど書画は・・・という方のために、昨年は書画とふれあえるワークショップを開催しました。既存の作品を見たり、「牛乳」を使ったり「吸いとり」といった技法などを実践したり、互いの作品を見せ合う取り組みを通じて、書画の自由さや表現の豊かさにふれていただく機会になりました。今後もニーズがあれば開催したいと考えています。
また、「顔彩」で着色したいが手元にないし高価で買えないという方は商店街で用意しますので遠慮なくお知らせください。
(商店街事務局 TEL:06-6641-3362 MAIL:info@ebisubashi.or.jp

「父の日」の作品の締切は5月20日(月)、展示は5月31日(金)~6月16日(日)を予定、「敬老の日」は8月19日(月)締切、展示は8月30日(金)~9月16日(月祝)を予定。どの回に応募いただいても自由です。

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