大阪松竹座「七月大歌舞伎」の開幕前に「船乗り込み」を開催!

2025年7月1日(火)、大阪松竹座「七月大歌舞伎」の開幕前に「船乗り込み」が開催されます。
「船乗り込み」は、古くは京都や江戸から歌舞伎俳優や一座が大阪へ到着する際に行われていた行事で、昭和54(1979)年に、歌舞伎公演を普及するため55年ぶりに復活して以来、水都大阪に本格的な夏の到来を告げる、季節の風物詩として親しまれています。
船乗り込みをご覧いただくうえで役に立つ情報をチェックしてみてください。

目次

2025年のスケジュール

開催日/2025年7月1日(火) 
 14:15 オープニングセレモニー(本町橋船着場)
 14:25 出航
 14:50 戎橋東側で船上より口上
 15:15 式典(大阪松竹座劇場前)
 15:45 終了予定

船乗り込みとは

2024年「船乗り込み」

江戸や京都の歌舞伎俳優が大阪で芝居をするとき、船に乗って川筋をめぐりながら、沿道の歌舞伎ファンにご挨拶し、道頓堀の芝居小屋へ乗り込んだ行事で、昭和の時代に一度途切れてしまいましたが、関西の歌舞伎復興に尽力されている「関西・歌舞伎を愛する会」により、昭和54年に55年振りに復活。

色とりどりの幟(のぼり)や提灯に飾られた船に、歌舞伎俳優や関係者が乗り込み、賑やかな鐘と太鼓のお囃子を流して、沿道のファンに応えます。

昭和54年の復活以降、大阪の夏の風物詩として人々に愛されてきました。

今年の見どころ

2024年「船乗り込み」

今年の「船乗り込み」は、尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露を寿ぎ、出発点となる本町橋にて、オープニングセレモニーが行われます。セレモニーでは人形浄瑠璃文楽座人形遣いの桐竹勘十郎さんと文楽人形もお祝いにご登壇されるそう。またセレモニー後は、東西の豪華出演者を乗せた船が道頓堀の戎橋まで乗り込み、これまでにも増して賑々しく、よりいっそうの盛り上がりをみせることでしょう。

14:50頃に戎橋東側で船上より口上が予定されていますので、お近くの方はぜひ、川岸からご声援をお送りください。15:15には大阪松竹座劇場前にて役者さん達による挨拶も予定されていますので、こちらも要チェック!

2024年「船乗り込み」

また、YouTube松竹チャンネルでのオンライン生配信も行われますので、遠方にお住まいの方も、画面越しにお楽しみいただけます。

まとめ

大阪松竹座での「七月大歌舞伎」の前に、歌舞伎俳優たちが道頓堀川に船で乗込み、沿道の歌舞伎ファンにご挨拶するこの行事は、間近で当代きっての歌舞伎俳優たちを見ることができる貴重な機会です。

例年梅雨の時期になりますので、蒸し暑いことが多いので、水分補給や通気性のよい衣服を着用するなど、熱中症対策をしっかりしてくださいね。

今年の「七月大歌舞伎」は、7月5日(土)に初日を迎え、24日(木)が千秋楽です。
チケットは大阪松竹座公式ホームページから。

ぜひ、劇場街ミナミの夏の風情を楽しんでください。

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