その一杯の向こうに、世界が見える。
大阪髙島屋で6月23日(月)まで開催中の「世界の酒まつり」には、約30か国から100種類以上の銘酒が大集結!ビール、ワイン、ウイスキー、カクテル、日本酒、焼酎と、まさに“世界を飲み尽くす”ようなラインナップです。
今回は、実際に訪れた様子とともに、各BARブースで聞いたおすすめの一杯をご紹介します。
※本記事の内容は、2025年6月18日現在の情報です。
会場まるごと楽しむフロアマップ

ピンク色のBARのブースにはカウンターがあり、その場でお酒を味わうことができます。
オレンジ色のブースには、お酒と相性抜群のフードがずらり。BARブースへ持ち込み、自分だけのペアリングを堪能してみてはいかがでしょうか。
ボトルで購入したい方は、水色の酒類販売ブースへ。試飲もでき、じっくり選べるのが魅力です。
まずはチケット購入から!

BARブースでの飲食には、チケットが必要です。まずはチケット売り場で購入しましょう!

チケットは1枚110円(税込)。各ブースのメニューには、銘柄名の横に必要なチケット枚数が記載されていますので、先にブースを見て回って気になるドリンクを選んでからチケットを購入するのもおすすめです。
「Bar Around The World」で各国の正統派なカクテルを

なんばの裏路地にあるオーセンティックバー「Bar Around The World」が出店。本格バーの世界観を体験できる貴重な機会です。
10種類のカクテルと6種類のノンアルコールカクテルを展開し、どれも華やかでフォトジェニック。


今回は、店名を冠したカクテル「アラウンド・ザ・ワールド」を注文しました。
ジンをベースに、ミントの爽やかさとパイナップルの甘酸っぱさが絶妙にマッチした一杯です。甘口ながら後味はすっきりしていて、締めの一杯にもぴったり。ミントチェリーの彩りも美しく、視覚的にも楽しめるカクテルです。各日30杯限定ですので、気になる方はお早めに!
鹿児島の本格焼酎が集結「焼酎維新館」

鹿児島からの出店「焼酎維新館」では、地元以外ではなかなか手に入らないレアな焼酎が登場。
スタッフの方一押しは「焼酎維新館おすすめ飲み比べセット」。

華やかで飲みやすい芋焼酎「しま華密」、黒糖の甘みが広がる「島凪」、甕(かめ)仕込みの本格派「八幡」が味わえます。それぞれに個性があり、焼酎好きにはたまらない内容です。
万博期間のみの限定品も「獺祭のBAR」

世界に誇る日本酒「獺祭」のBARでは、世界に挑む2種の「獺祭」が主役です。
ニューヨークから届いた「獺祭BLUE 35 from NY」は、柔らかく、透明感のある味わいが特徴です。ボトルでの販売はなくグラスでの提供のみですので、ぜひBARでお楽しみください。
日本とオーストリアのオーケストラ演奏を発酵段階で聞かせて造られた「獺祭 未来を作曲-DASSAI Composing the Future」も登場。こちらは大阪・関西万博の期間しか味わえない逸品です。
ビール党に朗報「世界のビール博物館」

約20か国のビールが並ぶ「世界のビール博物館」では、ドイツ、アメリカ、ベルギーなどの人気銘柄をラインナップ。
おすすめは、ドイツの「ホフプロイ ヘーフェ ヴァイス」と世界のビール博物館オリジナルの「アロマティック クラシック・ラガー」。
「アロマクラシック クラシック・ラガー」は、日本らしさを表現するために、お米の香りを取り入れているとのこと。
他にもベルギーやドイツ、アメリカのビールがその場で楽しめます。グリルソーセージやサーロインステーキなど、ビールにあうフードと合わせてどうぞ!
都市型ワインに注目「ワインショップFUJIMARU」
大阪・東京の都市型ワイナリー「フジマル醸造所」のワインが並ぶ「ワインショップFUJIMARU」。日本各地のぶどうを使い、街中で仕込むスタイルで注目されているワイナリーです。

こちらでは、生樽から注がれるフレッシュな白ワイン「生樽ワイン(白)」が人気。フルーティでやわらかな口あたりは、ナチュラルワイン派の方にも響く一杯です。

単品のグラスワインに加えて、「大阪デラウェア飲み比べ(4種セット)」「世界のオレンジワイン飲み比べ(3種セット)」といったセットメニューも充実。ブドウの個性や造り手の違いを比較できるので、初心者にも通好みにも楽しめる構成です。
イタリアパビリオンの公式スパークリング「フェッラーリBAR」

大阪・関西万博イタリア館の公式スパークリングワインとして選ばれた「フェッラーリ」。予約困難なイタリアパビリオン内のレストラン「イータリー」で提供されていますが、入店は困難を極めるほどの人気ぶりです。

さらにポップアップなどでボトル販売をされることがあるそうですが、現在、グラスで味わえるのは万博会場とこの会場のみとのこと。そんな貴重な機会に、「フェッラーリ・オマージュ」をいただきました。

口にした瞬間、リンゴの香りが広がります。スッキリとしつつ、芯のある豊かな味わい。深みも感じられ、丁寧に作られたことが伝わる一杯です。
万博会場よりもずっと気軽に楽しめますので、ぜひこの機会に味わってみてください。
世界のウイスキーが一堂に「ワールドウイスキーマーケット」

北新地「BAR MINMORE HOUSE」の村上バーテンダーが腕を振るうウイスキーブース。
スコッチウイスキーのアンバサダーとしての経験もあり、国内外で高く評価されるウイスキーのスペシャリストです。
村上さんおすすめの一杯でイベント初日に人気だったのは、「スプリングバンク10年」。
スコットランドのウイスキーで、オレンジやヘザー・ハニーの甘みの中にナツメグやシナモンのスパイスが加わり、後味は海のニュアンスを含んだ潮気が感じられるとのこと。
加えて、日替わりで登場する希少なウイスキーも要チェック!各日ごとに異なる銘柄が楽しめ、ボトル1本分がなくなり次第終了とのこと。運が良ければ、めったに出会えない一杯に出会えるかもしれません。
種類が豊富で迷いましたが、リーズナブルに楽しめる滋賀県のクラフトウイスキー「シングルモルト長浜 THE FIFTH BATCH」と、スペシャルカクテル「バジルコリンズ」を注文。

「シングルモルト長浜 THE FIFTH BATCH」は、オレンジや白桃など熟した果実の香りの中にキャラメルのようなコクがあります。ほのかにスモーキーさも感じられ、奥行きのある味わいです。

「バジルコリンズ」は、フレッシュなバジルの香りが際立ち、爽やかで熱い夏にぴったりのカクテルです。透明感のあるカクテルに鮮やかなグリーンのバジルの葉が浮かび、目にも涼やか。

ウイスキーカクテル提供は、12:00~17:00限定(※6月20日(金)は16:00まで)。村上さんが一杯ずつ仕上げるカクテルは、まさに会場限定の特別体験。クリエイティブなカクテルを味わいたい方は、ぜひ村上さんが作るカクテルをご賞味ください。
お酒にあうフードや、スペシャルセミナーも!
今回はBARを中心に楽しみましたが、フードブースにもご注目。お酒との相性抜群のメニューがそろっており、気軽に購入できます。


さらに、酒類販売ブースには各国の銘酒が勢揃い。
気に入った銘柄はボトルで購入して、自宅でもゆっくり味わえます。



また、会期中には醸造家やブランドアンバサダーによるセミナーも開催されます。お酒の背景や楽しみ方を深く知れるチャンスです。
「世界の酒祭り」についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
【開催概要】
期間/2025年6月18日(水)~6月23日(月)
営業時間/10:00~20:00 ※最終日は17:00まで
※BARブースの営業時間・オーダーストップ等は、売場係員におたずねください。
会場/髙島屋大阪店7F催会場
住所/大阪市中央区難波5-1-5
世界を巡る、初夏のグラス旅へ
初日に訪れた会場は、平日にもかかわらずお昼から多くの人で賑わっていました。
お酒を片手に、世界各国を巡るような感覚が味わえる「世界の酒まつり」。
今回は、約4,000円で4種類のお酒を体験。どれも普段なかなか味わえない貴重なものばかりでした。
ミネラルウォーター(500ml)もチケット1枚で購入できるので、飲み過ぎ防止にも◎。
大阪・関西万博で世界が注目する今、グラスを通じて異文化と出会う特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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