あなたにとって印象に残っている映画は何ですか?映画館はそんな作品との”出会い”の場であり、感動した作品とともに映画館で過ごした時間も思い出になっているかと思います。アクセス良好な大阪ミナミの中心にある「TOHOシネマズなんば」では多くの作品が上映されており、テレビやスマホでは味わえない迫力と臨場感ある最新設備で映画を楽しむことができるので、思い出に残るような時間を過ごせること間違いなしです。
また日本の映画産業の歴史において、とても重要な場所であることをご存知でしょうか。そんな歴史と次世代技術を同時に体感できる魅力をお伝えします。
館内の様子
開放的なエントランスロビー
なんばマルイのエレベーターから8階に降りた瞬間に、神秘的で落ち着いた照明と解放感のあるロビーが広がっている光景が飛び込んできます。
大画面のモニターで各作品の上映時間や残りの座席数をチェックすることができ、ロビー奥にはラウンジスペースが設けられていますので、待ち時間も快適に過ごすことが可能です。
完全セルフのチケットブースは2種類
観たい映画の上映時間をチェックしたら、発券機でチケットを購入しましょう。タッチパネルで館内の座席位置など細かく指定できるので、自分の好きな場所から鑑賞することができます。当日だけでなく翌日以降のチケットやインターネット(TOHOシネマズのネット販売システム「vit」)から事前購入したチケットを発券することもできるので、人気作品は事前に座席のチェックをしておきましょう。
またネットからの購入であれば専用の発券機も設置されていますので、土日などの混雑した時間帯でもスムーズにチケットの引き換えをおこなうことができます。
メニューが豊富なフードコーナー
映画といえばコーラとポップコーンといった定番メニューはもちろんのこと、ホットドックやチキンなどの軽食から堂島ロール、タピオカドリンクといった話題のメニューまで豊富なラインアップ。また春と秋には限定コラボなどの新メニューが発売されるので、上映前にはフードコーナーを必ずチェックしましょう!
最新テクノロジーを駆使した最高水準スクリーン
リアルを追及した”IMAX®デジタルシアター”
カナダのIMAX(アイマックス)社が開発した「IMAX®デジタルシアター」は、映像・音響・空間・3D・作品といった映画を構成する5大要素を最新テクノロジーを駆使した最高水準の映写システムを導入。高画質な映像と迫力あるサウンド、壁一面の巨大スクリーンといったシアター全体がIMAX®仕様になっており、映画の世界がまるで現実のような空間のように楽しむことができます。
アトラクションみたいに映画を「体感」できる”MediaMation MX4D®”
アメリカはロサンゼルスに本社を構えるMediaMation社が開発した「MediaMation MX4D®」は3Dに”体験”を加えた4Dのシアターシステムです。座席が前後上下左右に動くだけでなく、風や香り、煙や振動など映画の内容と連動して11種類の特殊効果が発動。家庭ではもちろんのこと通常のシアターでも体験できないアトラクション型体験シアターとなっており、未知の体験に興奮すること間違いなしです!
お得に映画を観よう
TOHOシネマズでは割引サービスが充実!お得に映画を鑑賞できる方法を一部紹介しますので、事前に是非チェックしておきましょう!
TOHOシネマズディ
毎月14日は「TOHOシネマズディ」として一般料金が1200円に!
ファーストデイ
毎月1日は一般料金が1200円、毎年12月1日(映画の日)はさらに割引価格の1000円で楽しめます!
レディースデイ
毎週水曜日はレディースデイと題して女性は1200円でOK!
その他にも割引サービスが多数ありますので、詳細は公式HPをチェックしてみてください。
映画好きには知っておいてもらいたい!意外と知られていないマル秘歴史
実はTOHOシネマズなんばがある場所は映画興行発祥の地とも言われており、日本で初めてスクリーンに映画を投影する今日の形が生まれたところです。
明治29年、現在のなんばパークスのほど近い難波中交差点のあたりに福岡鉄工所という工場で、アメリカのエジソン社(発明王として有名なエジソンが設立した会社)が販売した映写機で映画が実験的に映されました。これは現代でいう試写会の始まりと言えます。
そこで上映されたのはニューヨークの繁華街の情景で、無声サイレントのモノクロ映像がわずか1分足らずの短いものでした。
当時とても貴重だった映写機は、心斎橋で舶来品雑貨商をしていた荒木和一という人が単身アメリカへ渡り、エジソン本人に直談判して装置を購入してきたそうです。
この試写から2か月後、南地演舞場(現在のTOHOシネマズなんば)というところで、入場料をとって一般に映画公開されたことが、日本の映画興行のはじまりといわれています。
明治21年(1888)、豊国神社の御旅所跡地に南地五花街(宗右衛門町、九朗右衛門町、芝居裏、難波新地、阪町の遊郭)によって開設。芸妓さんが舞や踊りを披露するところで、明治の末期からミナミの花街が栄え、昭和の初めごろには、2000人を超える芸妓を抱える日本最大の花街となって賑わいました。
その後は南地演舞場は東宝系列の映画館となり、戦後は南街会館へと姿を変えました。
また南地演舞場ではヴァイタススコープではなく、実業家・稲畑勝太郎によって持ち込まれたフランスのリュミエール社が発明したシネマトグラフという映写機で映画が映されました。
シネマトグラフは、リヨンのリュミエール兄弟が開発した世界で最初のスクリーン投影式の映写機です。
今でもこの歴史を感じることのできるレリーフがTOHOシネマズなんばのエレベーターホールに残っています。これはTOHOシネマズなんばの前進となる南街会館が昭和28年に完成したとき、当時の東宝株式会社の社長であった小林一三氏(現在の阪神阪急ホールディングス創業者)が、この地が映画興行発祥の地であることを知り、それを証明するためにレリーフが作られました。
施設詳細
営業時間:期間によって異なりますので詳細はHPにてご確認ください
TOHOシネマズなんば公式ホームページ
住所/本館:大阪市中央区難波3-8-9
別館:大阪市中央区千日前2-11-5 敷島ビル4階
電話番号/050-6868-5043(本館・別館共通)
駐車場/専用駐車場および提携駐車場はありません
アクセスはこちらの写真付き記事で詳しくご紹介しています。
上映時間までに間に合う、TOHOシネマズなんば本館・別館への行き方
まとめ
なんばのシンボル的な存在である「TOHOシネマズなんば」では、このように日本映画作業の歴史に思いを馳せながら、海外の最先端技術を駆使した環境で映画を体験することができます。みなさんも映画作品と出会いや大切な人と過ごす時間など、身近な存在でありながら非日常を気軽に楽しめる映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
関西を拠点に取材ライターとして活動中。
イベント取材やお店の魅力を紹介したり、コラム記事を書いたり。
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