ビデオゲームで対戦する「eスポーツ」が正式にスポーツ競技として認められ、オリンピック種目に加わることを知っていますか?
2024年7月、オリンピックを主催する国際オリンピック委員会(IOC)は、eスポーツの国際大会「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」の開催を決定。そして2025年には、サウジアラビアで初めてのeスポーツオリンピックが開催されます。
eスポーツ市場が急速に広がる中、「eスタジアムなんば本店」が2024年8月1日、なんばパークス1Fにグランドオープンしました。なんばスカイオから移転し、規模が拡大!より充実した施設の様子をご紹介します。
eスタジアムとは
eスタジアムは、南海電鉄グループのeスタジアム株式会社が運営するeスポーツ施設です。
「鉄道会社がeスポーツ?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。現在、南海鉄道グループは、鉄道だけでなく運輸や不動産など多角的な事業を展開しています。その中でもレジャー事業においては、これまで大阪球場やアイススケートといった娯楽施設を創設し、なんば駅前におけるエンターテイメントの文化を根付かせてきました。そのDNAを活かし、現在では令和のエンターテインメントであるeスポーツに取り組んでいます。
そして2021年7月には、なんばスカイオに「eスタジアムなんば powered by NANKAI」を開業。「eスポーツを健全な文化として育成する」ことを使命に、eスタジアムは全国8拠点に展開しています。(※2024年11月現在)
eスポーツを最適な環境で
グランドオープンに伴い、新たに8つのエリアが登場しました。まずはメインとなるeスポーツエリアをご紹介します。
e stadiumなんばpowered by Tabio

「e stadiumなんばpowered by Tabio」は、ハイスペックなゲーミングPCが22台常設されており、個人利用の場合、なんと誰もが“無料”でeスポーツをプレイできます。

また、アクセス面も魅力のひとつ。なんば駅直結の商業施設「なんばパークス」に施設を構えており、気軽に立ち寄れることから、平日の夕方以降は学校帰りの中高生が多く利用されるそうです。
初めてeスポーツを体験する方は、ぜひスタッフの方にお気軽にお声がけください。操作方法やゲームの説明など、一からレクチャーしてくださるので、初心者でも安心してeスポーツを楽しめます。
こちらに並ぶゲーミングPCとデスクは、eスタジアムオリジナルの製品!

ゲーミングPC は、トップ競技シーンでも使用されている、BTO ゲーミング PC ブランド「RevoK(レボック)」とのコラボレーション。ゲーミングデスクは、e スタジアム社と ゲーミングデスクなどのゲーム周辺機器の企画・制作・販売を行う「Willow Gear」、そして大阪を拠点とするプロ e スポーツチーム「ENTER FORCE.36」による共同開発。電動昇降式のデスクで、ボタン操作ひとつでお好みの高さに調整が可能です。

ほかにも、表示フレーム数の多いモニターや、世界的インテリアメーカー「ハーマンミラー社」のゲーミングチェアを導入するなど、eスポーツプレイに最適な環境が整っています。
プライベートコンセプトルーム
自分時間として一人で集中したい方や、ご友人同士で楽しみたい方には「プライベートコンセプトルーム」がおすすめです。

世界大会レベルと同スペックのPCという機材のこだわりはもちろんのこと、スリッパやハンガー、さらには香りを部屋全体に広げるディフューザーも置いてあり、上質な空間でより集中してeスポーツをプレイできます。

※プライベートコンセプトルームの利用は、有料となります。 利用料金はこちら
ENTER FORCE.36 XR field
続いてご紹介するのは、大阪を拠点とするプロ e スポーツチーム「ENTER FORCE.36」がプロデュースするイベントスペース「ENTER FORCE.36 XR field」。

eスポーツイベントをはじめ、AR・XR スポーツ、 VTuber やキャラクターなどによるライブイベントや、ファンミーティング、展示会など様々なイベントが開催されています。
関西の商業施設では最大級となる全長 18m の大型LDEモニターが設置されており、これまでにない迫力ある演出を楽しめます。
eスポーツだけではなく「WEB3.0」も
「eスタジアムなんば本店」では、eスポーツだけでなく、次世代インターネットとも呼ばれる「WEB3.0」のついて学べるエリアも登場!メタバース空間を活用してデジタルコミュニケーションやデジタルリテラシーを習得できます。
Hero Egg
次世代のヒーローを生み出す会社、Meta Heroes が運営する「Hero Egg」は、最新の AI・XR・DX に関する知識を子どもから大人まで共に学べる空間です。

子どもの自由な発想と大人の実行力を組み合わせることで、メタバースを活用した防災対策など、地域社会や企業が直面する課題解決のためのアイデアやプロジェクトを創出することも。
ほかにも、AIを活用した漫画制作のワークショップや自由研究、大人の方を対象としたDX強化コミュニティやリスキングプログラムなどの講座も開催されています。
メタバースサロン
続いて紹介する「メタバースサロン」は、株式会社 Meta Osakaが運営するコーナー。メタバース関連技術を活用したオリジナルメタバース(デジタル空間)や、社会課題の解決を目的としたeスポーツを含むイベントの実例が紹介されています。

サロンではメタバースに加えてXR(クロスリアリティ)、最先端のデジタル技術に関するインプットの場として、子どもから大人まで幅広い層が参加できる勉強会やイベントが開催されます。
※XR・・・「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」といった現実世界とデジタルな仮想世界を融合させる革新的な技術の総称。
SPATIAL STUDIO OSAKA
「SPATIAL STUDIO OSAKA(スペーシャルスタジオ大阪)」は、現実世界と仮想空間を融合した XR技術を活用したストリーミングスタジオです。

グローバル空間をデザインコンセプトとしており、スタジオに入るとスタイリッシュでラグジュアリーな空間が広がっています。
スタジオでは、主に産官学の各分野の専門家やインフルエンサーによるトークイベントや公開収録が行われます。今後は、地域の学校における放送部との番組制作や、企業とのワークショップ・体験会なども開催される予定です。
日本茶カフェやグッズ販売コーナーも
施設内には、日本初となるeスポーツ×日本茶のカフェやグッズ販売コーナーも開設されています。
日本茶カフェ「清遊庵」

eスポーツのお供にエナジードリンクを飲まれる方も多いかと思います。日本の茶文化の伝承と、日本茶の健康効果を大切に活かしてeスポーツプレイヤーを応援したいという想いのもと、茶寮をイメージしたカフェ「清遊庵(せいゆうあん)」がオープン。
千利休のふる里でもある大阪・堺の地で、170年以上の歴史をもつお茶の老舗企業「つぼ市製 茶本舗」が監修。味はもちろん、日本茶の健康成分である「テアニン」は、リラックス効果、また集中力を継続させる効果があり、お子さまでも安心して飲むことができます。
水出し冷茶「特選 利休の詩」は、すっきりとしつつも旨味と甘さが引き立っており、風味豊かな味わいです。

ほかにもラテやスムージーなどのオリジナルドリンクや、ここでしか味わえないドリンク・スイーツも!

施設内にはテーブルとイスがあり、お子さまがeスポーツを楽しんでいる間、お茶を飲みながらゆっくりと過ごす保護者の方も多いそうです。


ゲームホビーグッズエリア
最後はeスポーツ好きにはたまらないグッズ販売エリア。
マインクラフトやフォートナイトをはじめとする人気のキャラクターグッズや、プロeスポーツチームの公式グッズなど、100種以上のグッズが販売されています。

筆箱や消しゴムなどの文房具や、ぬいぐるみ、フィギュアなど豊富なラインナップで、eスポーツが好きな方へのプレゼントとしても喜ばれます。
日本茶カフェやグッズ購入でもお楽しみいただけるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
eスポーツは楽しむだけではなく、地域コミュニティの創出にも活用されています。また現代に必要不可欠なデジタルコミュニケーション能力や、デジタルリテラシーを学ぶことができる「eスタジアムなんば本店」。eスポーツもWEB3.0も分からない方こそ、老若男女気軽に利用していただきたい施設です。
公式Xでは、イベント情報も随時更新されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
eスタジアムなんば本店 公式X
店舗情報
店名/eスタジアムなんば本店
住所/大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 1F
営業時間/11:00~21:00
定休日/なし(なんばパークス休館日に準ずる)
電話番号/06-6537-9859
HP:https://e-stadium.jp/about/namba/
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