大阪府では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、感染症対策を行っていない飲食店の利用を控えるように呼びかけています。
戎橋筋商店街の各店では、大阪府と協力連携し、飲食店に限らず感染拡大防止対策をしています。
実際にどのような感染症対策をしているのか?この記事では、お客様に安心してご利用いただくために、カフェそして飲食店の感染症対策を見える形でご紹介します。
またご利用の際には、熱中症にご注意いただきながらマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保、少しでも体調の悪い方は外出を控えるなど、感染症拡大防止のご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症について
まず新型コロナウイルス感染症について、厚生労働省のホームページを見ると下記の説明があります。
コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスがあり、現在流行しているのが「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。
ウイルスは自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着して入り込み増えます。健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいますが、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
流水と石けんでの手洗いや手指消毒用アルコールによって感染力を失わせることができます。
感染について、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳(せき)、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき
(2)接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど
上記を踏まえながら、各店で行政が推奨する感染防止対策をしています。
次に実際の店頭や店内の様子をご紹介します。
戎橋筋商店街カフェ&飲食店の感染症対策
戎橋筋商店街では、「換気」を重視、晴天時はアーケード屋根を一部開閉して風通しを高め、既存の開放部分と一体に換気量を高める取り組みを実施しています。
またアーケード内の路面と柱を定期的に消毒し、入口には消毒液を設置しています。また、来街者に手洗いなどをよびかけています。これらの取り組みは大阪府と連携をして実施しています。
もちろん各店舗の入口にも、アルコール消毒液が設置されていますが、ぜひこちらの消毒液もお使いください。
CO2濃度センサー設置・換気デモンストレーション モデル商店街としての取り組み
大阪府では、日常生活を支える商店街と訪れる府民の皆さまの不安を払拭し、安心して買い物をしていただけるよう、モデルとなる商店街で「感染症対策」や「需要喚起」に取り組んでいます。
2020年12月19日(土)から、冬場の寒い環境においても安心して買い物ができる商店街の浸透につなげるため、「CO2濃度センサー設置・換気デモンストレーション」を実施しており、戎橋筋商店街は「モデルとなる商店街」として、街内の一部飲食店(551蓬莱、蓬莱本館)にて「CO2濃度センサー」を設置・協力しています。
国の「寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント」において、寒い環境でも適切な換気や適度な保湿が新型コロナウイルス感染症の拡大防止に有効とされています。
CO2センサーは、室内の二酸化炭素濃度を計測表示し、室内換気状態を見える化し、推奨される1000ppm以下(目安)のCO2濃度を維持できるよう、換気の実施を促します。
各店では、数値が1000ppmに達さない場合でも、室温が下がらない範囲で適切な換気をして、お客さまに安心して食事を楽しんでいただけるよう感染症対策に取り組んでいます。
飲食店
ガストなんば店
ガストなんば店では来店されるお客様に対して、アルコール消毒のご協力をお願いしています。
レジには飛沫防止シートを設置。
金銭のやり取りなどはすべてトレーで行っています。
マスクを外して食事をする際、誤ってソースを飛ばしたり床に落としてしまったりした際のためにお子様用のマスクもレジ横で販売されています。
すかいらーくグループの店舗では、家庭用エアコンにみられる「循環型」ではなく、「換気型」のエアコンを設置しています。
客室やキッチンから排気した空気は自然給気(一部強制給気)することにより、常に空気の入れ替えを行っています。
お客様が帰られたあとの客席、注文タブレット、コールボタンの消毒はもちろん、ドアノブなども定期的に消毒をしています。
気になる方には、エンボス加工の手袋も利用できます。
スタッフは全員検温消毒を徹底し、感染防止のためマスクを着用しています。
すかいらーくグループ公式Youtubeでは、「すかいらーくの新型コロナ対策について」という動画もありますので、こちらからも取り組みについてご確認いただけます。
551蓬莱戎橋本店
「551がある時~!」でおなじみの551蓬莱本店では、1階売店、2階レストランともにしっかりと感染防止対策をされています。
1階売店では、レジに飛沫防止シートとアルコール消毒液を設置しています。
もちろんスタッフのマスク着用、検温、消毒を徹底されています。
足元には前のお客様との間隔を保つため誘導シートが貼られています。
接触を避けるため、金銭はトレーでのやりとりになっています。
2階レストランでも、レジは飛沫感染シート、アルコール消毒液が設置されています。
大阪コロナ追跡システムのQRコードも掲示されていますので、お会計の際にはご登録お願いいたします。
客席は通常1卓ずつ使用しているところを、2卓つなげて広く使って隣席との間隔を空けるようにされています。六角形の卓も、1席飛ばして隣席との間隔を保っています。
客席は、ダスターではなく使い捨ての除菌シートを使用し、清潔なふきんで乾拭きしています。
お客様がいない時は、定期的に窓を開けて換気をしています。
今後さらに空気清浄機の設置なども予定されているそうで、新型コロナウイルス対策に尽力しています。
コッテジ千日前本店
韓国料理レストランのコッテジでは、入店の際に手指のアルコール消毒、検温を実施しています。
スタッフは全員マスク着用の上、席は一席空けて案内するなど、隣席との間隔を開けるようにしています。
タコベル道頓堀店
世界で有数のメキシカンファーストフード店「タコベル」の道頓堀店の入口には、大阪府が発行する「新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン」ステッカーやコロナ追跡システムのQRコードが掲示されています。
店内の座席は対面を避けるために一部使用禁止になっています。
レジまわりには飛沫防止シートが設置されており、こちらも金銭の授受はトレーで行っています。
アルコール消毒液も設置されています。
お客様が帰られたあとの座席はもちろん、スタッフの方は、手が空いた際にはこまめに店内の除菌をされています。
通常であれば、包み紙やドリンクカップなど設置されたゴミ箱に捨て、返却口にトレーを置きますが、現在は感染症拡大防止対策として、ゴミ箱の使用は禁止・トレーはレジへ返却となっています。
蓬莱本館
蓬莱本館では、1階売店窓口に飛沫感染防止シートの設置、金銭の授受はトレーで行っています。
2階レストランフロア入口を入ってすぐ左手には、アルコール消毒液が設置されており、お客様に手指の消毒をご協力いただいています。
また、2階も1階同様に金銭の授受はトレーで行い、レジカウンターには大阪府コロナ追跡システムのQRコードが掲示されていますので、ご来店の際にはご登録をお願いします。
店内の客席は、飛沫や3密を避けるため席を間引いて、隣席との間隔を確保しています。
お客様が帰られた後のテーブルと座席は、しっかりと消毒されています。
ウェンディーズファーストキッチンなんば店
ウェンディーズファーストキッチンなんば店では、入店の際にアルコール消毒の利用を呼びかけています。注文はセルフレジ(タッチパネル)ですので、来店される方はアルコール消毒を利用されていました。商品の受け渡しカウンターには、飛沫防止シートが設置されています。
店内は対面や3密状態を避けるために一部使用禁止になっており、隣席との間隔を開けています。
カフェ
サンマルクカフェ戎橋店
サンマルクカフェでは、入店時のアルコール消毒をお願いしています。
いつも陳列されている人気の焼きたてパンも、すべて個包装されています。
こちらもレジ前には、間隔確保のシートが貼られています。
レジには飛沫感染シートが設置され、金銭の授受はトレーで行っています。
店内の客席は1卓置いて隣席との間隔を空けています。
ドトールコーヒーなんば店
ドトールコーヒーなんば店でも、新型コロナウイルス対策として、レジや受け取りカウンターに飛沫感染防止のためのビニールを設置しています。
スタッフ全員マスク着用の上、消毒の徹底と、金銭の受け渡しはトレーで行い、接触を減らしています。
りくろーおじさんの店
ぷるふわチーズケーキで人気のりくろーおじさんの店では、店頭待ち列に間隔を確保するために誘導シールを貼っています。
りくろーおじさんパネルもマスクを着用して、感染防止を喚起しています。
1階店内のイートインスペースには、アルコール消毒液を設けています。
店頭同様に店内レジの前にも、間隔確保のためのシールを設置。ほかの店舗同様に、飛沫感染防止ビニールの設置や、金銭の受け渡しはトレーで行っています。
りくろーおじさんの店なんば本店の2階は陸カフェとなっています。
カフェスペースの入口手前には、アルコール消毒を設置。陸カフェを利用される方に協力を呼びかけています。
2階レジにも飛沫防止ビニールを設置しています。
客席は通常よりも間引いており、隣席との間隔を十分に空けるよう配慮されています。
また窓に面した席は、窓を開けて室内が密にならないように、常に換気されています。
大阪コロナ追跡システム
先にご紹介した通り、各店頭や店内に大阪コロナ追跡システムのQRコードが設置されています。
お店に入った後は、感染拡大防止のため、大阪コロナ追跡システムの登録・利用ください。
また国の接触確認アプリ「COCOA」も登録・利用ください。
まとめ
各店では、新型コロナウイルス対策としてスタッフ全員マスクの着用や消毒、ソーシャルディスタンスの確保のほか、利用後の客席の除菌などこれまで以上に心がけています。
また戎橋筋商店街では、カフェや飲食店に限らず、ファッションや雑貨などの各店舗でも感染症対策に努めていますので、安心してお買い物をお楽しみください。
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