【春の体験博2017レポート】千鳥屋宗家・春の和菓子づくり

和菓子って、家でも作れます。

創業380年を越える老舗の和菓子屋[千鳥屋宗家]さんが講師役を務め、この日は上用饅頭を作りました。上用饅頭とは、元々は山芋やつくね芋などのことを表す薯蕷(じょうよ)饅頭と呼ばれていたこと。そしてその素材を米粉と合わせて皮にし、餡を包んでから細工を施し蒸しあげて完成するという「なるほど!」なお話を織り交ぜながらレクチャーがスタート。ふっくらとしたおまんじゅうに仕上げるための皮は、この道ウン十年の職人さんが担当。参加者の皆様は、その皮で餡を包む「包餡」と、三角ベラを使った細工の作業を担当します。

簡単そうに見えて、とてもむずかしい包餡。とはいえ職人さんがテーブルをクルクル回り、直接指導してくれるので20分程度でみなさんキレイな成型が完成。続いてはヘラを使った細工作業へ。「ヘラだけでなくお箸も使ってたんですね!」と驚く参加者に、「ヘラ以外にも、職人自ら細工道具をこしらえていたりしますよ」と職人さん。その他にも職人ならではの和菓子作りの秘密を教えてもらい、手を動かしながらも皆さん「へぇ〜」や「なるほど!」の連続。

たった60分で和菓子作りがとっても身近に。そうしたイベントの最後を締めくくるのが、みなさんオリジナルのおまんじゅうを作るというもの。慣れた手つきで和菓子らしい菊にウサギを作るだけでなく、ジブリ作品のキャラクターを模したものを作るかたまで! 「あとは蒸すだけでしょ。家でも簡単にできそうね」と大満足で和菓子作りの体験を終了されました。ちなみに作ったおまんじゅうは[千鳥屋宗家]さんが蒸し上げてくれ、自宅に郵送で届けてくれます。

エン ナニワ

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