【春の体験博2017レポート】川面から知る魅力&ヒストリー 歴史家がガイドする船旅「道頓堀クルーズ」

目次

晴れ晴れ、すがすがしいクルーズ日和!
道頓堀の今昔と浪漫の川風に吹かれて

クルーズという言葉を聞いただけでもワクワクするのに、道頓堀っていうことで、なおさら期待がふくらんできちゃいますね。集合場所・スタート地点である日本橋の南川端から、老若男女の参加者の皆さんがワイワイおしゃべりしながら乗船!

いざ、道頓堀クルーズしゅっぱ〜つ!

クルーズ船は参加者の皆さんの期待を乗せて、すーっとなめらかに進んでいきます。これなら船酔いの心配ナシ!

今回のガイドは、税所(さいしょ)ひかるさん(第42代ミズえびすばし)。ふだんはとんぼりクルーズガイドで案内役をつとめているので楽しいトークはお手のもの。そして歴史のお話をされるのが、大阪市史編纂所で大阪の歴史を書く仕事をされている古川武志さん。わかりやすい解説で定評があります.

まず一つ目の橋、相性が合う橋と書いて、あいあうばし。

「歌舞伎の芝居町と芸者の街の男女が唯一合える橋となっていました」との説明に「ほーっ」とうなずく参加者さんたち。お次は、木でできた太左衛門橋(たざえもんばし)。それぞれの橋やスポットの説明に皆さん、聞き入りながらも周囲を見渡し、家族やお友達と楽しい会話がはずみます。

そして一番有名な橋、戎橋(えびすばし)にさしかかると、

「欄干に注目してください。お好み焼きのコテがデコレーションされていますよ。真下はお好み焼きのカタチが…」とのコメントに、確認しようと思わず身を乗り出す人多数。

船の進む速さに合わせて順に、大阪で一番幅の広い橋、道頓堀橋(どうとんぼりばし)〜和紙が使われていてライトアップするときれいな新戎橋(しんえびすばし)〜いろんなドラマのロケ地になっている大黒橋(だいこくばし)などの説明が行われました。

そして、大黒橋を通り抜けると川幅が広く雰囲気ががらりと変わります。

「左手の八角形の建物がFM大阪なんばハッチ。右手がキャナルテラス堀江…」

広がる眺望に気を取られているうちに船はUターンしてストップ。ここでガイドは古川武志さんにバトンタッチされ、おもしろ歴史トーク全開!

「今から400年前、安井道頓(やすいどうとん)という人が…」と始まる道頓堀川のヒストリーに歴史好きの皆さんはウンウンと耳を傾けておられました。「さすが『水都大阪』やな」というお話が盛りだくさん。当時の賑わいぶりが目に浮かぶようでっせ〜!

最後に、再び税所さんにマイクを戻し、出発地点である日本橋まで、グリコの看板の説明など楽しいトークで締めくくりました。しばしのクルーズ感を味わった参加者の皆さんは、名残惜しそうに下船。お疲れさまでした!

荒木さん(堺市)と上村さん(奈良市)の友人二人組は、

「道頓堀の道頓が人の名前だということを初めて知りました」「いつもこのあたりで遊んでいるけど、全然知らんかったな〜」。

低い橋桁にさしかかると屋根の支柱がぐいーんと斜めになって天井が低くなり、「わあ、アトラクションみたい!」と皆さん大よろこび♪

(写真⑧)

堺市からお越しの福井愛さん、拓人くん(小学5年)の親子さんは以前にも「道頓堀クルーズ」に参加されたことがおありだとか。「歴史がスキなので、今回もわかりやすくておもしろかった!」(拓人くん)、「また親子で参加したいですね」(愛さん)。

(告知として)

ガイドをつとめる税所さんに会える!

「最近は外国人のお客様が多いのですが、日本人のお客様もぜひ! いつもとは違う川からの道頓堀の眺めをお楽しみいただけますよ♪」と税所さん。

約20分のミニクルーズ!

とんぼりリバークルーズ

料金/おとな(中学生以上)900円、こども(小学生)400円

お問い合わせ・受付/

Tel:06-6441-0532 一本松海運まで

(ダニーはかま)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次