新型コロナウイルス感染症[COVID-19]の感染拡大によって、飲食店の休業や学校の休校で農作物の出荷が停止してしまい、大阪府内の農家も甚大な被害を受けました。
この事態を受け、普段から沿線の一次産業の活性化に取り組んでいる南海電気鉄道が主体となり、大阪の食を支えている農家の支援を目的に、「今こそ、がんばりまっせ!農家・産直南海なんばマルシェ」を6月15日より開催しています。
出店されるお店は日替わりとのことで、初日に伺ってみました。
南海沿線の魅力ある農家さんがそろっていますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
無農薬栽培のホーリーバジル茶(和泉市)
「このお茶は免疫力を上げ、ストレスを軽減する効果があると言われています。」と話すのは伯舟庵の浅井さん。
本職は仏画や絵写経を描く作家さんですが、仕事場近くにある農園をもっとたくさんの方に知ってもらいたい、と昨年からホーリーバジル茶の栽培を開始されたそうです。
「長持ちして、皆さんの健康を支えられるような、加工品を作って広めていきたい。今回のコロナでますますその必要性を感じました。」とのこと。
7月初旬から本格的な製造・販売を行うのですが、今回は一番茶を販売しています。
実際に購入して飲んでみましたが、お湯を入れた途端にバジルの爽やかな香りが漂い、スッキリとした味わいで飲みやすかったです。ぜひ、温かいお茶を飲んでほっこりしてください。
三浦農園の珍しい野菜(泉佐野市)
バナナピーマンは熟すと色が変わっていき、こどもピーマンは苦みが少なく肉厚なのが特徴だそうです。まん丸のズッキーニや、鮮やかな色合いの赤玉ねぎなど、目で見ても楽しい野菜たちが、3袋で500円というからお値打ちです。
お店の方に、コロナの影響を伺ってみると「今回のコロナを機にネット販売を本格的に開始したり、農家を応援するイベントに呼んでもらうことで、普段は高級店に卸していた水ナスを、一般の方にも改めて知ってもらえる機会が増えました」と仰っていました。
大変な時期ではあるけれど、新たな試みで前向きに乗り越えようとする力強さが印象的でした。
野菜ソムリエおすすめの調理法や食べ方なども教えてもらえるので、晩ご飯のおかずに一品加えてみてはいかがでしょうか?
大阪産の商品が揃っています(大阪府内)
茨木市で作られている龍王味噌は、原材料の米や大豆から地元産。手作りにこだわり、地元の小学校給食にも使用されていましたが、コロナの影響で直売施設が休業、学校も一か月の休校になり、販売先に困っていた中で今回のマルシェに参加されました。
その他にも、繁忙期で直接来られない農家さんに駅まで運んでもらった野菜を、大阪府の職員が南海電車で運んできて販売するなど、しっかりとした連携が取られていました。
「高級料亭やミシュランで紹介される店に卸している農家さんが、こだわって作っている本当に良いものを皆さんに届けたいから、一緒に頑張る!という気持でやっています。」と話す南海電気鉄道執行役員の和田さん。これからも是非この様な機会を作っていきたいと積極的でした。
「南海なんばマルシェ」詳細情報
イベント名/「今こそ、がんばりまっせ!農家・産直南海なんばマルシェ」
開催場所/南海なんば駅2階中央改札口外イベントスペース
開催期間/令和2年6月15
日(月曜日)から6月20日(土曜日)まで
販売時間/13時から19時まで (売り切れ次第終了)
※出品者や商品は開催日ごとに変わります。開催期間等は、都合により変更となる場合がありますので、予めご了承ください。http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=38392
入場料/無料
主催/南海電気鉄道株式会社
感染症対策について/新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止対策を図りながら実施します。お越しの皆様におかれましても咳エチケット対策などお気遣いいただきますようよろしくお願いします。
まとめ
本マルシェは、通勤時に立ち寄って農産物を購入できるように駅ナカで開催され、人々の移動距離を抑えるウィズコロナの新たなスタイルで実施されています。
また、販売員のフェイスガード着用やソーシャルディスタンスの確保など、十分な感染防止対策を講じた上で行っています。皆様、ぜひお気軽にお立ち寄りください!
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