節分にちなんだ毎年恒例イベント「海苔チャリティセール」が、2月2日(日)に道頓堀川沿いの遊歩道「とんぼりリバーウォーク」で開催されます。収穫されたばかりの新海苔をチャリティー価格で販売し、その売上金で車いすを購入。大阪市社会福祉協議会に寄贈する社会貢献イベントでもあります。

この記事では、イベントの詳細や同日に行われる女子大生らの熱い戦い「巻き寿司丸かぶりコンテスト」なども紹介しますので、おでかけ前にチェックしてください。

海苔チャリティセールとは?

上質で美味な新海苔を市価よりも安い価格で販売し、その売上金で購入した車椅子を大阪市社会福祉協議会へ寄贈するのが本イベント。実はこのイベントの歴史は古く、なんと昭和51年(1976)に当時の海苔業界団体のひとつでもあった『大阪昭和会』が再現したものが続いていると言われています。

海苔チャリティセール

もともとは、昭和40年代に発展した冷凍技術によって生産数が飛躍的に伸びた海苔の消費宣伝が目的でもありました。後述する巻き寿司丸かぶりイベントも、この頃から行われていたそうです。

上質な海苔が市場より安価で購入可能

チャリティが目的でもありますが、もともとは海苔の消費宣伝からスタート。そのため、クオリティが高い海苔を安価で購入できます。その種類も豊富で、寿司用に焼海苔、味付け海苔などが、市価なら一帖(1.62平方)500円クラスがなんと200円〜揃っています。

嬉しいのは、各社で異なる味付け海苔をまとめて楽しめる福袋も用意していること。お弁当はもちろん、1品たりないかしら? なんてときの献立にも役立ちすぎで見逃せません。

巻き寿司丸かぶりコンテストも同日開催

巻き寿司丸かぶりコンテスト

9時30分からスタートするチャリティセール。1時間後の10時30分からは、このイベントの目玉ともなっている巻き寿司丸かぶりコンテストが開催されます。3名1組のチームが、リレー形式で巻きずしを丸かぶりしてスピードを競うゲームです。

巻き寿司丸かぶりコンテスト

今回参加するのは、神戸女子大、大阪芸大、関西大、京都薬科大、大阪体育大の5大学女子大生チームと、戎橋筋、心斎橋筋、宗右衛門町の各商店街代表で結成された「ミナミ元気娘チーム」の合計6チーム。ここ3年の優勝チームはすべて女子大生側で、なんと8分を切る好タイムもありました。1本を3分以内で食べきるペースは見ていて圧巻です。今年は「ミナミ元気娘チーム」の入賞なるか? というところも注目です。

節分巻き寿司の豆知識

さて、節分のイベントをご紹介していますが、そもそも節分で巻きずしを食べるのはなぜなのかご存知ですか? 知っておきたいのは始まった時期、そしてなぜ巻きずしなのか。そもそも無言で食べる必要はあるの……? と気になる疑問に迫ります。

いつ頃から節分巻き寿司の風習が生まれたのか?

節分の巻き寿司がはじまったのは愛知県や滋賀県など、さまざまな説があります。
そのひとつには、江戸時代後期から大阪・船場の商家で食べられていたというものもありますよ。

そもそも節分は旧暦の大晦日。前年の災いを払い、新年の幸運を祈る一種の厄落としの意味もあり、
無言で恵方を向き食べるという行為がはじまったのでしょうね。

巻き寿司が選ばれた理由

「福を巻き込む」にかけて選ばれたという説があり、丸かぶりするのは「福との縁を切らないため」とも言われています。

なぜ恵方を向いて食べるのか

そしてこの巻きずしを恵方に向かって食べる理由は、恵方に向かって事を行えば、万事に吉という風習から生まれたものだそうです。

ちなみに今年の恵方は西南西です。

食べているときにしゃべってはいけない理由

地域によって少しずつ異なりますが、無言で食べなければいけないところもありますよね。これは口から福が逃げていくという考えからだそうです。また無言であることは雑念を追い払うという効果もあるみたいですよ。節分には意外と雑学が多いのが面白いですよね。

「海苔屋の陰謀説」の誤解

節分に巻き寿司は、古来からある風習のひとつです。

今回の「海苔チャリティセール」は、40年以上にわたり大阪海苔協同組合さんがPR活動を行ってきていますが、海苔業界が節分に巻き寿司という風習をつくったという「海苔屋の陰謀説」は、一部の人が面白おかしく言い始めた洒落っ気なのでしょう。

このPR活動の以前にも、心斎橋にある「本福寿司」さんには、昭和7年(1932年)発行の巻き寿司のチラシが現存しているそうです。
古くから行われてきた風習で、海苔屋さんが勝手に節分には巻き寿司だ! と言い始めたわけではないことがわかりますよね。

イベント詳細

名称/海苔チャリティセール
販売時間/9:30〜11:30 ※売り切れ次第終了

・プレミアム焼き海苔 一帖300円(市場価格700円)
・焼き海苔 一帖200円(市場価格500円)
・寿司海苔 一帖200円(市場価格500円)
・組合各社自慢の「味付け海苔チャリティー福袋」 2個入り500円
・全型味付け海苔 10枚入り300円(市場価格700円)

※販売価格は変更あり

巻き寿司丸かぶりコンテスト

実施時間/10:30〜11:00

会場アクセス

道頓堀川遊歩道 とんぼりリバーウォーク
大阪市中央区道頓堀1-6
大阪メトロ御堂筋線14番出口 徒歩約3分

まとめ

節分に巻き寿司は、古来からある日本の伝統的な風習のひとつ。
家族が集まりにくくなった現代だからこそ、その風習を絶やさぬようにイベントとして開催しているのは素敵なことですね。
おいしいのはもちろん、安く海苔を買えるうえに、チャリティにも参加できるなんて、こんなに魅力的なお買い物はありません。

欲を言えば、丸かぶりコンテストに参加してみたかったのですが、応援で楽しみます。