大阪・なんばにある戎橋筋(えびすばしすじ)商店街では、なんばのまちの魅力を体感できる「体験博」というイベントを毎年開催しています。2022年春のプログラムの中から、今回はじめての開催となるプログラム「ラジオ局DJ」をご紹介。体験博当日の様子をレポートします。
戎橋筋商店街主催の「体験博」って?
「体験博」とは、戎橋筋商店街や周辺地域のお店や大阪なんばのまちの魅力を、普段はできない体験を通じて知ってもらうための体験イベントです。
戎橋筋商店街の理事が、協力店や施設様と合同で企画・運営を行い、試行錯誤を重ねて今回で23回目を迎えました。
2022年春の体験博は、商店街の商いの技を学ぶプログラム、なんば〜道頓堀のエリアの魅力を体感できるプログラム、親子が商店街で交流するプログラムなど12のプログラムが開催されました。
親子で社会見学「ラジオ局DJ」体験
ラジオ局DJ体験は、親子でラジオミニ番組のDJになれる特別プログラム。普段は入れないラジオ局のスタジオで、トークや曲の紹介でDJ気分を味わえます。
会場は、なんばグランド花月向いにあるYES・NAMBAビル地下1階、ミナミのコミュニティFM「YES-fm」のスタジオ。
いよいよラジオDJ体験がスタート
今回プログラムに参加したのは、7歳〜10歳のお子さんと保護者の3組です。1組ずつラジオのミニ番組が体験できるとあって、みなさんどきどきワクワクと、緊張と楽しみ!の気持ちが入り混じっている様子でした。
まずはスタジオ前でラジオの仕組みや、プログラムの流れについてYES-fmのスタッフの方から説明を聞きます。
そもそも「ラジオってなに?」というお話しからスタート。ラジオは無線通信を使って音や音声を届けるメディア。楽しい音楽やニュース、災害時には地域の情報を届けてくれます。
視覚でも情報が入ってくるテレビと違い、ラジオは言葉のみで状況を伝えなくてはいけません。そのため、わかりやすい言葉、聞きやすい話し方が大切です。みなさん、真剣にお話を聞いていました。
ラジオ番組について理解したあとは、いよいよ番組の台本作りです。あらかじめ大まかな流れは用意されているので、自分が紹介したい歌手の曲や、フリートークの内容を決めていきます。
「何をしゃべろうか?」と台本を作っていくみなさん。
番組の流れとしては、自己紹介、フリートーク、選んだ曲の紹介からワンコーラスが流れるといった、本格的な内容です。
台本が完成したら、いよいよラジオブースへ。1組ずつリハーサルをし、収録していきます。
機材がたくさん並ぶラジオブースに圧倒されながらも、ワクワクの気持ちが大きくなっていきます。マイクの操作方法や話し方のコツを聞いたら、いよいよ本番スタート!
リハーサル中は「間違っちゃった…」「緊張する〜」と、少し不安な気持ちもあったようですが、本番はプロさながらのトーク!教えていただいたようにハキハキと、とてもわかりやすい話し方でトークされていました。
フリートークでは「将来の夢は?」「学校ではどんなことをしているの?」と、みなさんそれぞれリラックスしてお話しされていて、とてもはじめてのラジオDJ体験とは思えないほど。横で聞いていてもとても楽しく、どんどんトークに引き込まれていきました。
みなさん最後は「楽しかったね!」と言いながら、笑顔でラジオブースを後にされていました。
まとめ
今回はじめて開催された「ラジオ局DJ体験」。たくさんの応募者の中から3組に限定して、本格的なラジオDJ体験をしていただきました。
好きなアーティストの曲を自分で紹介し、その曲が流れる特別な時間に、みなさんとても満足されていたと思います。
収録したミニ番組は後日CDにしてプレゼント。YES-fmの番組の中でも放送されました。
今回体験させていただいたラジオ局は、大阪市中央区のコミュニティ放送局「YES-fm」。ラジオでは78.1MHz、そしてネット放送アプリ「エフエムプラプラ」なら、スマホでもラジオが聴けます。みなさん放送をお楽しみください。
体験博では今後もさまざまなプログラムを企画していきます。次回の開催も、ぜひチェックしてくださいね。
大阪在住フリーライター。 取材・インタビュー記事、SEO記事など幅広くジャンルレスに執筆しています。 趣味は写真を撮ること。動物と高校野球が好き。