黄色い顔に赤の帽子がトレードマークのフエキくん。
「小さい時使っていた!」「懐かしい!」と感じる方は多いはず。このフエキくん、実は大阪の企業が作り出したキャラクターだとご存知でしょうか?
どうぶつのりのフエキくん以外にも、大阪にはロングセラー文具をつくりだしてきた企業がたくさんあります。
最近では、こうした大阪を代表する文具メーカーのコラボレーショングッズがSNSを中心に人気を集めています。
大阪・なんばの戎橋筋(えびすばしすじ)商店街にある「いちびり庵本店」ではフエキくんをはじめ、面白くてかわいいコラボグッズを取り扱っています。
話題の商品を探していた方、コラボグッズってどんなものがあるの?と興味を持っている方に、かわいい小物や文房具など見つけてはすぐに買ってしまう雑貨マニアな筆者が、話題のグッズをポイントを交えてご紹介しますので、ぜひお気に入りの商品を見つけてください。
つぶらな瞳が印象的なフエキくんがコスメとコラボ
フエキくんを生み出したのは大阪の八尾市に本社がある、創業1886(明治19)年の老舗文具メーカー「不易工業株式会社」です。1975年にどうぶつのりシリーズを発売。
「工作の時によく使っていた」「お道具箱に入っていた」と、小さいころの記憶がよみがえる、でんぷんのりでなじみ深い”どうぶつのりのフエキくん”がハンドクリームと保湿クリームになりました。
使いたいと思ったハンドクリームのパッケージが花柄だったり、女性がもつイメージが強いデザインだったりした場合、持ちにくい、恥ずかしいと感じる男性の方は多いのではないでしょうか。フエキくんのハンドクリーム(写真左)はチューブのりの容器に入っているので、男女問わず気軽に持てると人気があります。
保湿クリームは顔、全身ともに使えますので、このクリームがあれば乾燥はもう怖くありません。
使うたびにフエキくんのつぶらな瞳に癒されるので、心のリフレッシュにも最適です。日頃頑張る自分用として持ったり、プレゼントとしても喜ばれるアイテムです。
レトロなデザインが人気のオーバンドがお菓子とコラボ
株式会社共和は1923(大正12)年に創業し、本社は大阪市西成区にあります。自転車のチューブを薄く輪切りにして生産したものが国産第1号の輪ゴムだったそうです。その後原料は天然ゴムへと進化して「オーバンド」が誕生しました。
輪ゴムと言えばオーバンドというくらい、学校やお家などで目にしたり使ったりししている方も多いのではないでしょうか。そんな誰もが知ってるオーバンドがお菓子とコラボレーションしました。
パッケージを見て懐かしさから手にとってしまう世代はもちろんのこと、昭和の雰囲気漂うパッケージがかわいいと若い世代からも人気があります。
気になる中身ですが、クッキー(写真右)にはオーバンドのロゴまたは箱のデザインがプリントされています。
キャンディはオレンジ味で、ビジュアルは輪ゴムに似せたうすいオレンジ色になっています。
クッキー、キャンディともに個包装でばらまきみやげとして最適なので、友達や同僚に購入されてみてはいかがでしょうか。
青いケースのレーダー消しゴムがお菓子になって登場
株式会社シードは1915(大正4)年に創業の本社は大阪市都島区にあります。現在主流のプラスチック消しゴムを世界で初めて開発、発売しました。レーダー消しゴムは1968(昭和43)年に誕生して以来、文字の消しやすさに定評があるロングセラー商品です。
学生時代の文房具の定番「青い消しゴムのレーダー」がお菓子になりました。
レーダーのミルクキャラメル(写真中央)は、見た目、中身のキャラメル共に最も消しゴムにそっくりに作られていますので、「大きめの消しゴム」だと言って、友達にサプライズのプレゼントに渡すと盛り上がって楽しめます。
チョコレートクランチ(右)はサクサクの食感がくせになる美味しさです。
入れ物は小物入れやごみ箱としてデスクに置いておくとテンションが上がります。
お菓子はそれぞれ個包装なので、ばらまき土産としても重宝しますよ。
文房具好きのハートをわし掴みにするサクラクレパスがポーチに!
創業1921(大正10)年の株式会社サクラクレパスは大阪に本社を置く老舗文具メーカー。1925年にクレパスを発明、1973年に消しゴムでも消せるクーピーペンシルが誕生しました。どちらも発色が美しく世代を超えて愛され続けています。
サクラクレパスと言えば、手を汚しながら一生懸命お絵描きをしていたという方も多いのではないでしょうか。
子どもの時から知っている親しみのあるサクラクレパスやクーピーペンシルのデザインが使われているので、懐かしさを感じる方、特に文房具好きの大人の心に刺さります。
ポーチの大きさはコスメやスマホが入るちょうど良いサイズ。
かわいいだけでなく実用的で、バックインバックとしても使えます。
いつも荷物が多くてかばんの中が散らかってしまう人に最適なアイテムです。 サクラクレパスのデザインのかわいさから、持ち歩くたびにワクワクとした気分になるのでおすすめです。
パンに塗りやすい、使える!はちみつ・アラビックリヤマト
株式会社ヤマトは1899年「保存の効くのり」をビン容器に詰めた製品を日本で初めて開発、1975(昭和50)年に液状のりの代名詞といえるアラビックヤマトが誕生しました。
大阪福島区のキャラクター・雑貨プロデュース会社ヘソプロダクションが、株式会社ヤマト(東京都中央区)にコラボレーションを提案し実現したユニークグッズがこちら 。
液状のりの定番といえば、アラビックヤマトのりをよく使っていた、今も現役で使っているという方も多いのではないでしょうか。このアラビックヤマトのりが、なんと!はちみつになりました。
容器はアラビックヤマトのりと同じものを使っていて、見た目は100%液状のり。
ラベルのカラーが黄色で控え目に書かれた「はちみつ」の文字と、さらに六角形のハチの巣柄が描かれたクリアケースに入っていることで本家本元のアラビックヤマトと見分けられるようになっています。
液状のりを長年開発してきたアラビックヤマトの容器だからこそ、手がベタベタになる心配がなく、スプーン要らずで、はちみつの容器としては打って付け。
朝の忙しい時間にササっとパンに塗れるので実用的です。
ぜひ試してみてください。
携帯に便利なマジックインふりかけ
マジックインキをつくった寺西化学工業株式会社は創業1916(大正5)年の大阪市旭区に本社をもつ文具メーカー。1953(昭和28)年油性マーキングペンの国産第1号「マジックインキ」の開発に成功してから愛され支持され続けている商品です。
ずっと変わらないデザインがレトロでかわいいと、長年人気の文房具です。
そんなマジックインキが中身の「インク」を「ふりかけ」に変え、何にでも「書ける」ペンからなんにでも「(ふり)かける」ペンとして登場しました。
一目ぼれして購入したところ、ふりかけの味が良く種類も豊富なのでプレゼントにもおすすめです。
ペンタイプで持ち運べるので、毎日のお弁当に一緒に持って行くことができます。
ごはんの上でふりかけている様子を見た人は必ず面白がって使いたいと興味を持ってくれるので学校や、職場のランチタイムでちょっとしたコミュニケーションツールとしても使えます。
大阪のものを買うなら「いちびり庵本店」 へ
いちびり庵本店は400年の歴史をもつ老舗です。豊臣秀吉の時代には紙問屋として商いをされていました。
大阪の魅力を発信することをお店の使命と考えていて、これまでも大阪の企業とタッグを組んで商品企画、開発や販売に積極的に取り組んできました。
お店で取り扱う商品数は4000種以上もあり、見ていて思わず笑ってしまうユーモアあふれる商品をはじめ、粟おこしなどの大阪伝統銘菓も売っています。楽しみに来ても良し、真剣におみやげを買いに来ても良しのお店です。
今回ご紹介したコラボグッズ以外にも数多くのアイテムを取り揃えているので、気になる商品はぜひ、いちびり庵本店をチェックしてみてください。
店舗情報
店名/いちびり庵本店
住所/大阪市中央区難波1-7-2
営業時間/10:00〜22:00(新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言により営業時間が変わる場合があります)
定休日/なし
電話番号/06-6211-0685
アクセス
なんばウォークB12出口を上がります
上がってすぐ左にある戎橋筋商店街に入ります
商店街を直進します
法善寺水掛不動尊表参道との交差点から30mほど行くと
いちびり庵本店に到着です
まとめ
大阪にはロングセラー商品を生み出してきた企業がたくさんあります。
大阪の魅力を発信し続ける、いちびり庵本店ではご紹介した文房具コラボグッズの他にも企業とコラボして作った、ここでしか買えないいちびり庵オリジナルグッズや、ここだからこそ見つかるおもしろい、レトロ、かわいいと見ていて楽しい気分になる商品が集まっています。
これも大阪の企業が作った商品だったのかと、大阪のすごさや魅力を再発見できるいちびり庵本店にぜひお買い物を楽しみに来てください。
大阪出身のオリ姫。
お酒、ゲーム、旅行、ダンス、オリックスバファローズが大好き。
中東のカタールに住んでいたこともありますが、究極の暑がりで夏と暑いところが苦手。
新しいもの好きの性格とフットワークの軽さを活かして、
なんばエリアの魅力と楽しく役立つ情報を皆さんにお伝えしていきたいです。