大阪・なんばの戎橋筋商店街を歩いていると、お店の看板やポスターなどにさまざまなキャラクターが描かれていることに気が付きます。縁起が良さそうなえびす様や愛らしいペンギンなど、普段何気なく目にしているキャラクターですが、名前や由来を知らないという人も多いのでは?今回はそんなキャラクターについて調査してみました。
にこにこ笑顔でお客様をお出迎え 戎橋筋商店街の「えびたん」

まず紹介するのは、戎橋筋商店街のマスコットキャラクター「えびたん」です。1994年、戎橋筋商店街の北側アーケードを新装するにあたり、世界的に活躍するイラストレーターの黒田征太郎さんに、ロゴとキャラクターの制作を依頼し、誕生。 1996年に「えびたん」と名付けられました。

戎橋筋商店街がある場所は、今宮戎神社・十日戎の参道として古くから賑わってきました。その歴史にちなみ、商売繁盛の神であるえびす様がモチーフになっています。人が集い、賑わいのエネルギーに満ちあふれたこの街の“生きる力”を表現した「えびたん」。人間味のある笑顔が印象的で、見ていると不思議とこちらも笑みがこぼれてきます。

1998年には、コシノヒロコさんがデザインした「宝恵駕衣装」を披露。直筆のデッサン画に描かれた「えびたん」は、スタイリッシュでカッコいいですね。

この衣装は、現在も「宝恵駕行列」の際に着用され、華やかな行列を彩っています。

2011年からは冬の商店街を彩る「縁起物イルミネーション」のひとつとして「えびたん」の電飾が登場。毎年11月後半から1月前半まで、戎橋筋商店街を明るく照らしています。

2013年には、戎橋筋商店街の100周年記念として、なんばマルイ東側入り口横に「えびたん」の像を設置。季節やテーマにあわせた装飾を展開し、写真スポットにもなっています。年号が変わる節目となった2019年4~5月には、平成と令和のフラッグを添えて新時代の幕開けを祝福しました。

なんば広場が完成した2023年には、新「えびたん」像へとリニューアルしています。大きさはリニューアル前の約2倍の幅・高さともに1.2メートル!戎橋筋商店街を訪れたらぜひ「えびたん」に会いに来てくださいね。
豚まんの神様が見習い社員に!蓬莱本館の「ほーちゃん」

名物の豚まんと焼売の手作り体験が人気の中華料理店「蓬莱本館」。こちらのマスコットキャラクターは、頭に蒸籠をかぶった「ほーちゃん」。実は豚まんの神様で、豚まんの本当のおいしさを知るために、「蓬莱本館」の門をたたき、見習い社員として日々奮闘しています。

趣味は蒸気機関車と温泉巡り。豚まんの神様だけあって、蒸気や湯気がお好きなよう。でも、性格は不器用で、空回りしがちで、疲れたらぼやいてしまうそうで、なんだか親近感がわいてきますね。
「ほーちゃん」が使用する言語は“プシュー”のみ。いろんな“プシュー”を使い分けて感情を表現し、Instagramも更新しています。仕事に精を出し、休日にはおでかけを楽しむ「ほーちゃん」の日記は、読むとほっこりして癒し効果抜群です。
店舗情報
店名/蓬莱本館
住所/大阪市中央区難波3-6-1
営業時間/
<レストラン>11:30~15:30(L.O.15:00)、17:30~21:00(L.O.20:30)
<売店>11:30~20:30
定休日/水曜日
電話番号/06-6634-6836
昭和レトロな雰囲気がかわいい 「北極」のペンギンたち
こだわりの原料と製法で作られるアイスキャンデーが名物の「北極」。大阪の夏には欠かせない名菓ですが、実は昭和20年の創業当時から変わらないキャラクターがいるのをご存じでしたか?


アイスキャンデーを包むフィルムに描かれた「ハナコ」、お店のロゴやカップアイスにデザインされている「ペン太郎」、お持ち帰り用の箱に印刷されている「ペンゾウ」。よく見ると「ペン太郎」はコック帽をかぶっているなど、それぞれに個性があるのがわかります。

お店の看板や壁面に描かれているペンギンは、「エビスくん」と「ミナミちゃん」という兄妹ペンギンだそうです。名前からも街とのつながりが感じられ、ほっこりします。
「北極」のアイスキャンデーが大好きでも、キャラクターの名前をきちんと憶えている人は珍しいかもしれません。これを機にぜひ全員の名前を覚えて、アイスキャンデーを食べるときの話のタネにしてみては?関西人ならきっと盛り上がるはず!
店舗情報
店名/北極 なんば本店
住所/大阪市中央区難波3-8-22
営業時間/10:00~20:30
定休日/なし
電話番号/06-6641-3731
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「りくろーおじさん」は創業者の顔がモデルに。

焼きたてチーズケーキを買い求める人々が行列を作る「りくろーおじさんの店」。その歴史は、1956年から和菓子の卸業を営んでいた西村陸郎さんが、1958年小売業として「千鳥屋」を設立したことから始まります。

1984年、第3号店となる北加賀屋店がオープンするときに「何か目玉商品になるものを」と試行錯誤の末に完成したのが、ケーキは冷たいものというイメージを覆す、焼きたてのチーズケーキでした。そのときに、和菓子から着想を得て、焼印を押すことになり、創業者の西村さんの顔をモチーフにしたキャラクターが誕生したそうです。西村さんと「りくろーおじさん」、比較してみると優しい感じが似ていますね。

ハロウィーンやクリスマスのシーズンには、期間限定の特別な焼印が登場!いつもとはひと味違うチーズケーキに、思わず気分が高まります。
店舗情報
店名/りくろーおじさんの店 なんば本店
住所/大阪市中央区難波3-2-28
営業時間/<1Fなんば本店>9:00~20:00
<2F喫茶室陸カフェROOM>11:00~17:30(LO16:30)
定休日/なし
電話番号/0120-57-2132(本部お客様係)
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木村社長の等身大人形を設置「すしざんまい」

熟練の職人が握る、新鮮で上質なお寿司を、リーズナブルな価格で楽しめる「すしざんまい」。お店の入り口には「すしざんまい!」のポーズをとる木村清社長の等身大人形があり、同じポーズで写真を撮ってから、入店する人もたくさん見かけます。

等身大人形を置いてお客様をお迎えするようになったのは2014年頃からだそう。広報担当の方によると、「社長本人がお店に行くと、多くのお客さんから写真撮影を頼まれます。しかし、忙しくて店舗に顔を出せないときも多い。そこで、不在のときでも等身大の人形があれば、お客様に喜んでいただけるのは・・・という考えから設置が決まりました。」とのこと。さらに、「メンテナンスは大変ですが、おかげさまで皆様に愛されるすしざんまいのシンボル的な存在になっています。」と、秘話を教えてくれました。実際に会えないお客様への気遣いから誕生していたなんて、社長のアイデアに感服です!
全国に店舗を展開する「すしざんまい」ですが、大阪で味わえるのは戎橋店のみ。ミナミを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
店舗情報
店名/すしざんまい戎橋店
住所/大阪市中央区道頓堀1-8-16 角屋戎橋ビル地下1階
営業時間/9:00 ~ 24:00(L.O.23:30)
定休日/なし
電話番号/06-6484-2280
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まとめ
戎橋筋商店街で出会えるキャラクターについて調べてみましたが、いかがでしたか?何気なく見ていたキャラクターですが、それぞれに歴史や込められた思いがあることがわかり、より愛着がわきました。気になるキャラクターが見つかったら、一緒に写真を撮ってSNSにアップするなどして、教えてくださいね。

フリーランスのエディター&ライター。なんばの劇場に足繁く通うお笑い好き。美味しいものに目がなく、雑誌やテレビでおすすめグルメやスイーツを紹介することも。
