大阪を代表する食料品の老舗本店が連なる戎橋筋(えびすばしすじ)商店街。
今回は、お家で食事を楽しむ機会が増えた昨今の情勢に合わせて、「551蓬莱」や「北極」、「大寅かまぼこ」といった戎橋筋商店街にある老舗の商品を使ったアレンジレシピをご紹介します。
そのままでもおいしくいただける商品を、いつもと違う味わいで楽しめる公式レシピは、気軽にできるメニューばかり。ぜひ、この記事を参考に試してみてください。
大寅蒲鉾「練天の玉子とじ」
明治9年創業のかまぼこ専門店「大寅」の練り天をつかった、丼の具にしてもおいしく、山椒を加えれば酒のアテにぴったりのレシピです。
(1) 好みの練天を食べやすい大きさに切る。
※しょうが天を入れておくのがオススメ。
(2) フライパンを熱してサラダ油を入れ、(1)と好みの野菜を炒める。
※ごぼうや玉ねぎ、キノコ類を入れてもおいしい
(3) (2)に天つゆ150ccを加えひと煮立ちさせ、弱火にして溶き卵を加える。
半熟程度になれば火を止め完成。
大寅蒲鉾とは?
明治9年に創業し、同25年に現在の戎橋筋商店街にて「大寅」としての営業をスタートしたかまぼこ専門店。
大寅蒲鉾の代表的な原材料は鱧(ハモ)、白グチなど。社長自ら中央卸売市場に仕入れにおもむきます。蒲鉾は複数の魚を組み合わせることで旨味に深みが出ますが、大阪蒲鉾の信条は鱧(ハモ)を主体に使うこと。大寅蒲鉾は良質な鱧にこだわり、その上「一番身」という最初にとれた身だけを使用してかまぼこの味を追求し続ける業界のトップランナー。
戎橋筋商店街にある本店では、贈答用のかまぼこから揚げたての練天(レシピ使用商品)、ご飯のおかずになるかまぼこなど幅広い商品をラインアップしていますよ。
ちなみにかまぼこをおいしく味わえるベストな厚みやおいしい食べ方はこちらの記事でご紹介していますので、ぜひお料理好きな方はチェックしてみてください。
大阪かまぼこの老舗、大寅社長が教える美味しいかまぼこの食べ方&保存方法
店舗情報
店名/大寅蒲鉾 戎橋筋本店
住所/大阪市中央区難波3-2-29
営業時間/※当面の間 10:00~18:00(通常10:00~20:00)
定休日/月曜日休業(当面の間)、正月三が日
電話番号/06-6641-3451
公式ホームページ
をぐら屋大阪戎橋筋「をぐら煮入りお餅」
発売から50年以上のロングセラー商品の「をぐら煮」を、お餅にはさんでオーブントースターで焼くだけの簡単なのに絶品レシピ。お正月にあまりがちなお餅をいつもと違う味わいでいただけます。
(1)お餅を半分に切る
(2)半分に切ったお餅にをぐら煮をはさむ。
をぐら屋大阪戎橋筋とは?
1848年に創業し、4代目の頃に戎橋筋商店街に店を構えた老舗昆布店。160年を超える歴史を誇るこちらでは、北海道産天然真昆布のなかでも、とくに旨味が強く、癖がない昆布の王様「白口浜」の肉厚のもののみを使用しています。
機械化が進んだ現在でも、60年を超える経験を持つ職人による手漉きでおぼろ昆布は製造。ふわりと溶けるほどに薄いおぼろ昆布は、熟成させた真昆布の旨味を最大限に引き出します。このおぼろ昆布をはじめ、ふりかけや塩昆布、おやつ昆布などさまざまな商品を開発しています。
店舗情報
店名/をぐら屋大阪戎橋筋
住所/大阪市中央区難波1-6-12
営業時間/9:30~21:00
定休日/元日のみ
電話番号/06-6211-0012
公式ホームページ
創業170年、老舗昆布屋「をぐら屋大阪戎橋筋」の新定番おみやげをご紹介。
551蓬莱「カレー鍋×551蓬莱煮込み麺」
「551があるとき〜!」でおなじみ、看板商品の豚まんで人気の老舗店。大阪在住の人でも知らない方も多い、秋冬限定商品の「煮込み麺」を使ったアレンジレシピです。
皮やカラシ同様に、こちらも自家製麺で驚くほどもっちもちの食感です。煮込むほどにスープと馴染み、味が濃くなるヤミツキタイプです。スープ付きで2人前350円というのも嬉しい価格です。
(1)鍋に付属のスープ1袋(90ml)と水810mlを入れて火にかける。
(2)沸騰した(1)の火を止め、市販のカレールゥ(なんでもOK)を1片(20g)加えてしっかりと溶かす。
※このルゥが辛さを決めるので、好みのものを選んで。
(3) 好きな具材を(2)に入れ、好みの具合になるまで煮込む。
(4)(3)に付属の麺を加え、4分ほど煮込めば完成。
※野菜を加えない場合は水を100mlくらい加えて濃さの調整を。
※551のシュウマイを入れるのがオススメです。
トマト鍋など他レシピはオンラインショップ特設ページで紹介されていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
551蓬莱公式オンラインショップ
551蓬莱とは?
「551があるとき〜!」でおなじみ、看板商品の豚まんで人気の老舗店。戎橋筋商店街にある本店では2階にレストランがあるので、お土産を買うだけではなくこちらのブッフェランチもぜひ忘れずに。戎橋筋商店街の店舗限定メニューもあります。
今回ご紹介している「煮込み麺」は、知る人ぞ知る秋冬のみの限定商品。オンラインショップからでも購入できますので、寒い冬にあたたかい限定麺を楽しんでみてください。
店舗情報
店名/551蓬莱本店
住所/大阪市中央区難波3-6-3
営業時間/TAKE OUT: 10:00~21:00
EAT IN:11:00~21:00(オーダーストップ 20:30)※営業時間短縮中
定休日/第1・3火曜日(※祝日・年末・行事などで変更になることがあります【8月18日と25日、11月10日と17日、12月31日】)
電話番号/06-6641-0551
公式ホームページ
551蓬莱スタッフがこっそり教える、豚まんのおいしい食べ方をご紹介!
北極「アイスキャンデー×ワイン」
あったかい部屋でいただく、大人の冬のスイーツ。
大阪を代表するアイスキャンデーが、大人のスイーツに大変身。アイスキャンデー自体がおいしいのはもちろん、お酒のおいしさもアップさせる優れたレシピ。冬の夜のひとときを贅沢な時間に変えてくれます。
(1)好みのワインをグラスに入れます。
(2)赤ワインの場合はミルク味のアイスを、白ワインの場合はパイン味のアイスキャンデーをグラスにイン。
(3)アイスキャンデーでお酒をかき混ぜ、溶かしながら、ワインとアイスを交互にいただきます。
※アイスの味は社長のおすすめ。お酒好きライター個人的には柚子やいちごもおいしくておすすめです。
甘いものが好きな方はお酒のアテとしてもいけるので、焼酎やウイスキーなどと合わせてみてもおいしいですよ。
北極とは?
昭和20年から今回ご紹介しているミルクとパイン、そしてあずきの3種類を加えたアイスキャンデー専門店としてスタート。
創業以来、北海道十勝産あずき100%を使用するうえ、白双糖という後味がさっぱりする砂糖を用いるなどこだわりたっぷり。斜めにささった棒は溶けても落ちにくくする工夫であり、なんとこの棒はアイスの香りを邪魔しないよう奈良県吉野産の間伐材のひのきを使用しているこだわりぶり。公式でも紹介していますが、この棒を集めて入浴剤代わりにしている人もいるほど! どれだけの数が必要なのか、ライター気長にチャレンジしてみます!
店舗情報
店名/北極
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2021年1/13~2/7まで休業
公式オンラインショップをご利用ください。
住所/大阪市中央区難波3-8-22
営業時間/10:00~22:00
定休日/なし
電話番号/06-6641-3731
公式ホームページ
関西人に愛される昔ながらのアイスキャンデーで有名な北極を徹底紹介
千鳥屋宗家「かすていらフレンチトースト」
3分で完成! カステラが、お手軽なのに贅沢な朝食に大変身する公式レシピです。
しかも時短でカンタン、平日の朝でも気軽につくれるごちそうフレンチトーストです。
(1)ボウルに卵1個と牛乳100mlを入れて混ぜ合わせる。
※卵のサイズはMでOK。
(2)片面30秒程度を目安に、かすていらを1個ずつ(1)に浸す。
(3) フライパンを熱し、バターを溶かす。弱火にして片面1分を目安に(2)を焼く。
(4)(3)を皿に盛り付けて完成。
※材料はかすていら2個が目安。かすていらはそのままでもしっかり甘いので、砂糖を加えないほうがおいしく仕上がります。また、卵液を吸わせすぎるとふんわりとした仕上がりになりにくいのでご注意を。お好みでフルーツや生クリームなどを添えてもOK。
長崎に伝来した南蛮菓子をいち早く学び、商品化したとも言われる創業380年を超える老舗和菓子店。昔ながらの和菓子にとらわれるだけでなく、進化する日本文化に合わせて新たな味わいの和菓子作りにもチャレンジしています。
今回のレシピの主役となったかすていらは、全卵5個に卵黄3個使用する伝統的な五三焼き製法。焼き上げが難しいからこそ、甘さとしっとりとした食感が生まれます。
店舗情報
店名/千鳥屋宗家 戎橋店
住所/大阪市中央区難波3-2-21
営業時間/9:00~22:00
定休日/年中無休
電話番号/06-6649-7640
公式ホームページ
手土産といえばこれ!創業380余年、老舗の和菓子店「千鳥屋宗家」
まとめ
ご飯のお供からとっておきの簡単スイーツまで。意外と知らないアレンジレシピは、実は簡単に試せるものばっかりで驚きませんでしたか? 代表的な商品のご紹介となりましたが、知られざるあの逸品をアレンジしたものなど、公式サイトにはたっぷり掲載されています。またご紹介した商品は公式オンラインショップで購入可能です。
ほかにもお手軽なアレンジレシピがたくさん! 参考にしたいという方は、各店の公式サイトに掲載されていますのでぜひチェックしてくださいね。
大阪在住。食べること、飲むことが好きなアラフォーライター。