なんばエリアには数多くの商店街があり、そのなかでもなんばの中心部に位置する戎橋筋商店街(髙島屋大阪店からTSUTAYA EBISUBASHI間の約370m)は、歴史は古く、十日戎(とおかえびす)で有名な今宮戎(いまみやえびす)神社の参道として江戸時代に形成されました。
今日でもその賑わいは変わらず、約100店舗近いお店が軒を連ね、古くからのお店もたくさん残る歴史ある商店街です。
そんな商店街では、例年春と秋に、周辺地域の商いや街の魅力を普段できない体験を通じて知っていただき、また家族や知人との交流を楽しんでいただくことでなんばエリアのファンづくりにつなげる目的の体験型イベント「体験博」を開催しています。
この記事では、戎橋筋商店街内にあるスイーツや甘党の店をめぐる食べ歩きツアー「なんばスイーツさんぽ」プログラムをご紹介します。
焼きたてのチーズケーキを味わったり、回転焼の焼き印体験をしたり、それぞれの店で写真に撮りたくなるようなプチ体験をしながら、楽しい思い出がつくれるとあって毎回人気です。
「なんばスイーツさんぽ」について
戎橋筋商店街のなかには、「りくろーおじさんの店」や「北極」など、関西在住の方であれば一度は聞いたことのある有名なスイーツ店が建ち並びます。
そんなスイーツの各名店をめぐる食べ歩きツアー「なんばスイーツさんぽ」では、今回は戎橋筋商店街の理事を務める、北極の久保田社長と、商店街内をよく知る事務局スタッフが案内役を務めます。
ただ食べ歩くだけではなく、各店で体験博プログラムでしかできない特別な体験が用意されています。
また、立ち寄るお店ではお店の歴史や人気メニューの秘話、美味しい食べ方方法など、店長さんによるレクチャーもあるのも、体験博ならではです。
さっそく気になる「なんばスイーツさんぽ」をご紹介します。
プログラムスタート
今回の体験博は「ウイズコロナ」スタイルで開催されました。
例年よりも定員を減らし、2組4名で商店街内をめぐります。また、3密を避けるため、街歩きプログラムではイヤホンマイクを着けての実施です。
立ち寄るお店だけではなく、商店街やなんばエリアの意外と知られていないエピソードも聞くことができます。
チョコレートショップ「ミナモアレ」の道頓堀ボンボンタウン
まずは、戎橋筋商店街の北端にあるチョコレートショップ「ミナモアレ」へ向かいます。
ミナモ(水面) アレ(alley=小道)「道頓堀川の小道にあるお店」という意味で名付けられ、「高品質でこだわりのチョコレートを、できるだけお手頃な価格で提供し、新しい驚きと感動をお伝えする」ことをコンセプトに2013年に大阪でオープンしたミナモアレでは、道頓堀の “ぼんぼん”(関西弁で“ぼんぼん”は良家の若旦那の意。)のイラストがユニークな棒付きチョコレート「道頓堀ボンボンタウン」を実食。
風味はミルク・ダーク・抹茶の3種類で、パッケージにはそれぞれキャラクターのイラストが描かれていて、大阪らしい楽しいパッケージデザインに参加者も笑顔を浮かべながら、チョコレートのおいしさに舌鼓を打っていました。
店名/ミナモアレ 道頓堀店
住所/大阪市中央区道頓堀1-9-1
電話番号/06-6213-2141
営業時間/11:00~21:00
定休日/年内無休(休業日あり)
公式ホームページ
関連記事:【大阪限定スイーツ】お手頃価格で高品質のチョコレートショップ「ミナモアレ」
「りくろーおじさんの店」の超・焼きたてチーズケーキ
お次は、大阪銘菓としてもおなじみ、焼きたてチーズケーキが有名な「りくろーおじさんの店」です。
今回は、りくろーおじさんの店なんば本店にしかないカフェスペース、陸カフェROOMの3Fで1階のキッチンで焼き上がったばかりの焼きたてチーズケーキをいただきます。
ドリンクは、コーヒー、紅茶・りんごジュースから選べます。参加者の方が「どれにしようかな…」と悩んでいると、ガイドを務める北極の久保田社長から「りくろーさんのりんごジュースは、青森りんご100%でとてもおいしいですよ」と、商店街の理事ならではのアドバイスも。
お待ちかねの超・焼きたてチーズケーキは、ちょうどハロウィンシーズンということでチーズケーキの表面をよく見ると焼き印がハロウィン限定仕様になっています。
一枚一枚デザインが異なるハロウィンカードも添えられていて、記念に持って帰られる方もいました。
動画や写真撮影を楽しんだあとは、ふわふわチーズケーキをいただきます。
「焼きたては食べたことがなかったのですが、すごくぷるぷるふわふわで美味しいです」と、ここでしか食べられない味と食感に参加者の方に感激されていました。
店長さんから「クリスマスやバレンタインなど季節ごとの焼き印もあるので、ぜひまた遊びにきてください」と言われると「陸カフェの存在は知らなかったので、いいところを知れて嬉しいです。また絶対来ます」と笑顔でお店を後にしました。
店名/りくろーおじさんの店 なんば本店
住所/大阪市中央区難波3-2-28
営業時間
1Fなんば本店 9:30~21:30
1F陸カフェSTAND 9:30~20:00
2F喫茶室陸カフェROOM
平日12:00~18:00(ラストオーダー17:30)
土日祝日12:00~19:00(ラストオーダー18:30)
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間が変更になっている場合があります。
最新情報につきましては、公式ホームページをご確認ください。
電話番号
本部お客様係 0120-57-2132(9:00~17:00)
公式ホームページ
関連記事:ぷるふわチーズケーキが大人気「りくろーおじさんの店」
「千鳥屋宗家」のみたらし小餅
商店街のなかには洋菓子店だけではなく、和菓子の老舗もあります。
「本千鳥」や「みたらし小餅」などでおなじみの千鳥屋宗家は、1630年に創業。2020年で390年目を迎える関西を代表する老舗の和菓子店です。
お店に入ると、店長さんが気さくに出迎えてくれます。
今回は、1989年から発売を開始して以来累計2億個以上を売り上げ、長年愛され続ける看板商品のみたらし小餅と黒豆茶をいただきます。
みたらし小餅はお土産としても大人気ですが、もちろん地元の方のファンも多く「みたらし小餅大好きです」と、参加者の方のなかにもファンがいらっしゃいました。
やわらかなお餅の中から関西風の醤油が香ばしく、甘辛いみたらしのたれがとろりと出てきて、ひとつ口に運ぶとついつい手が止まらなくなる美味しさです。
「ぜひまたお得なキャンペーンなどもしていますので、商店街に来た際にはお店へ立ち寄ってくださいね」こうした店長さんや店舗スタッフとの交流ができるのも、体験博の魅力のひとつです。
店名/千鳥屋宗家 戎橋店
住所/大阪市中央区難波3丁目2-21
電話番号/06-6649-7640
営業時間/9:00~22:00
定休日/年中無休
公式ホームページ
関連記事:手土産といえばこれ!創業380余年、老舗の和菓子店「千鳥屋宗家」
「北極」の回転焼き&アイスキャンデー
終戦直後の1945年の創業以来、変わらぬ姿と味を守り続ける大阪名物のアイスキャンデーの北極は、関西の人であれば一度は名前を聞いたことがあるほど、メディアにも数多く取り上げられる有名店です。
今回のプログラムでは、アイスキャンデーの実食と、特別に冬季限定で販売されている回転焼きに焼き印を押す体験をしました。
ベテランスタッフさんのレクチャーのもと、ひとりひとり北極のマスコットキャラクターのペンギンがデザインされた焼き印を押していきます。自分で焼き印を押した回転焼きは、お土産に持って帰られるように包んでもらえます。
アイスキャンデーは創業当時から変わらずすべて手づくりで作られています。
創業当時からのミルク、あずき、パインの3種類のほか、ココア、抹茶、イチゴ、オレンジ、さつまいも、ミックスジュースなどの味を販売。
添加物や安定剤は使わず、-24℃で2時間かけてゆっくり凍らせて独特の食感を生みだします。
「なぜアイスキャンデーの棒が斜めにさされているのか?」など、久保田社長から長年愛され続けるアイスキャンデーのこだわりなどレクチャーに聞き入っていました。
「らぽっぽファーム」の芋けんぴ
最後は、2020年で50周年を迎える、さつまいも専門店「らぽっぽファーム」です。
らぽっぽファーム大阪ミナミ店は、2~3Fがイートインスペースになっています。
今回は、緑と木目調に統一されているナチュラルな雰囲気の店内で「揚げたていもけんぴ」をいただきます。
こだわりのさつまいもを使用し、自然な甘みと絶妙にマッチする10種類のフレーバーからお好みの味が選べます。甘いものが苦手な方も、のり塩やカレーなどの塩味系のフレーバーがあるので、安心です。
スイーツさんぽでは、人気のハニーバターとブラックペッパーをチョイス。「揚げたていもけんぴ」はボリュームたっぷりなので1組1袋でしたが、お互いのフレーバーを味見できるように小分けにして交換するなど、和やかな雰囲気で交流を楽しんでいらっしゃいました。
まとめ
多彩なお店が並ぶ戎橋筋商店街には、大阪を代表するスイーツ店の宝庫です。
スイーツのおいしさを満喫するのはもちろん、特別な体験を通してネット検索では知ることができない情報やスタッフ、参加者同士の交流などが楽しめるのが体験博プログラムの魅力のひとつです。
気になる方は、ぜひ次回開催された際にご応募くださいね。
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